ハイホーの山日記




どうじゅさん・おおたにやま・みろくさん
道樹山・大谷山・弥勒山 
429m・425m・437m


この地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したものです


(H22/3/19)
少年自然の家第2駐車場---(10)---細野キャンプ場---(10)---縁者不動の滝---(25)---尾根出合---(10)---道樹山---(15)---大谷山---(15)---弥勒山---(45)---駐車場

◎登山口へのアクセス
・私は岐阜から出掛けたので、尾張パークウェイ、小牧東インター道路経由で愛知県道53号線(春日井瀬戸線)を南に向い「都市緑化植物園」を目指した。
・車の駐車は、植物園の駐車場、細野キャンプ場が可能だが、私は少年自然の家の第2駐車場(「少年自然の家入口」の信号東)をお借りした。

 ちょうど1ヶ月ぶりの山歩きである。最初は下呂市の火打峠から高天良山に登る予定をして、地図などを準備していたが、前日、テレビで伊吹山の除雪作業が始まったというニュースを見た。今年は雪が大変多く残っており、山頂では6〜7メートルもあるということなので、北部の山も、まだ雪が多いだろうと思い、高天良山は、もう少し後にすることにした。なお、昨年の2月28日に伊吹山に登ったが、山頂の積雪はゼロだった。
 
 今回歩いた道樹山、大谷山、弥勒山の三山は「愛岐三山」と呼ばれている。愛知県春日井市と岐阜県多治見市との県境にまたがり、両市から登山道がある。○○三山歩きは、特に意識したわけではなかったが、今年になって3回目である。なお、弥勒山はHP「山彦通信」のヨッセーさんのホームグランドと伺っていたので、一度行ってみようと思っていた。
 
 駐車場から南に進む。すぐ道路が二俣になっているので、左に入る。300メートルほど行くと、鋭角になった道に出るので左折する。道標はない。周りは住宅と畑。真っ直ぐ進むと東海自然歩道の道標があり、細野キャンプ場に到着。大きな看板と立派なトイレがあり、車も10台くらいは駐車できる。

 道樹山へは尾根ルート、谷ルートの2ルートあるが、尾根ルートは階段が多いようなので、谷ルートを行く。竹藪の中では、タケノコを掘っている人がいた。もう、そんな季節なのか・・・。動かない水車や何故こんな所にあるのか、二宮金次郎の石像が置かれている。沢を左に見たり右に見たりするうちに「縁者不動の滝」の標識が現れる。滝の写真も撮ったが、お見せするまでもないような可愛らしい滝である。縁結びにご利益があるそうな・・・。

 右手に急な階段があるが直進する。ここからしばらくは谷ルートらしくなる。道は沢沿いだったり、沢の中を歩いたりする。前日の雨のせいか水量は多く、苔で滑りやすい。沢歩きが終わり雑木林の中を登っていくと、道樹山と大谷山を結ぶ尾根に出る。

細野キャンプ場 後方の白壁の建物はWC 縁者不動の滝にある標識
縁者不動の滝 尾根出合の標識


 道樹山へは右に行く。登って下って、また登ると山頂。その手前に黒色の鉄製の柵で囲まれた小さな社がある。大日如来猿田彦狼を祀っているという。道樹山頂は木々に囲まれ、うす暗く展望もよくない。御岳神社の建物と道標、石碑がある。道標を見ると定光寺へも下りられるようだ。

 大谷山へは、来た道を引き返す。再び尾根伝いに登り下りを繰り返すと大谷山に着く。道標のような山名板と.三角点がある。西北方面が開いており、尾張三山、入鹿池から岐阜の金華山まで見通せる。西濃、揖斐方面は残念ながら厚い雲の中。


道樹山直下にある社 道樹山頂上
道樹山頂の御岳神社 大谷山頂上

 
 弥勒山へは、方向を北に変え、緩やかに下りる。木の名前がアクリル板に書かれているのを眺めながら下ると、鞍部に休憩用のベンチがあり、80歳は越えたと思われる高齢の方が休んでおられた。この方は、私が頂上にいるとき登ってこられ、数人の方と親しそうに話しておられたので、弥勒山の常連さんのようだ。山頂へは木杭の階段を登るのだが、間隔が長かったり、短かったりで歩きにくい。途中で休憩する人もおり、結構、急登である。

 頂上は小広場になっており、展望台、ベンチなどがある。西と北の展望は開けているが、この日は雲が厚く、北アまでは、はっきり見えなかった。西は高蔵寺ニュータウンから春日井市、小牧市そして犬山市の入鹿池まで遮るものもなく広がっている。真っ赤な山火事注意のノボリが目立っていた。東海自然歩道になっているので、入れ代わり立ち代わり人がやってくる。内津峠方面や甘原町から登ってくる人も多いようだ。
 ベンチで休憩しているとヤマガラが私の目の前に現れ、写真を撮ってくれとでもいうようにポーズをとるので、アップで撮ってみた。バードウォッチングは門外漢なので、デジカメで鳥を撮るのは初めてである。


高蔵寺ニュータウンから入鹿池までの展望

人に懐いているらしく目の前で羽ばたきのポーズをとるヤマガラ


 駐車場に戻るにはいろいろな道があるが、一番分かりやすいルートで下った。弥勒山を下りるときに地元の方に道を伺ったら、私の予定していた道と同じ道を教えてくれたので安心して来た道を引き返し、ベンチのある鞍部まで下り、大谷山へは行かず右折する。

 未舗装の林道に出る。左折する。標識の上に23の数字が見える。歩いていくとコンクリート舗装になるが、しばらく歩くと未舗装になる。大谷山からの下山口が2箇所もあった。大理石の看板(大理石で出来ている看板ではなく、大理石と書かれた看板、川床の大理石が露出している沢がある)で左へ。平行移動すると行き止まりの標識があり、手前左に37、右に36植物園への標識がある。標識には50メートルとあるが、実際にはもっとある。植物園の園内は広い。平日なのに人が多い。まだ春休み前なのに子供も多い。駐車場の方向はわかっているのだが、広すぎて、どこから園外に出たらいいのかわからない。出口の標識もない。フェンス越しに外の道路は見えているので、フェンスに沿って歩き、レストランのある建物の前から、やっと園外に出ることができた。


林道との出合に23標識 林道からUターンするように折り返す
大谷山と弥勒山、植物園の西側駐車場から撮影


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