ハイホーの山日記




はなぶさやま
花房山 
1,190m


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(H15/9/7)

藤橋村東杉原登山口---(50)---820メートルピーク---(60)---岩の上に木---(30)---南峰ピーク---(10)---頂上

頂上---(10)---南峰ピーク---(30)---岩の上に木---(55)---820メートルピーク---(70)---登山口


写真は花房山頂上


藤橋城を過ぎ、赤い橋を渡ると右前にお寺のような屋根が見える。その裏に車を止め、未舗装の道を行くと、すぐ左に入る。かすかな踏み跡だけで標識はない。登山道は、いきなり直登、また直登。タイガーザイルが所々にある。中には、すぐにでも切れそうな古いのもあり、安心して捕まれないが、ロープがなくても登るのに支障はない。登山道からの視界は一切なく、単調な林のなかをひたすら登る。フラットな針葉樹林地帯を過ぎるが、依然として直登が続く。

登りはじめて2時間。やっと820mピークに着く。左折して一端、かなり下るが、再び登る。この辺りで、ヒルにやられる。ズボンを脱いで確認したが、左足1か所だけ刺されたというか吸われた。

後方と左手に一部展望があり、三角の目立つ山が見えるが、名前不詳。(帰宅後、烏帽子山とわかる)能郷白山方面は、よく見える。足場の悪いヤセ尾根を乗り越えるが、辛うじて木の根っこで道を支えているようだ。こんどの登りは、果てし無く続く感じだ。登っても登っても先がある。頂上直下のヤブ漕ぎになったら休憩しようと思っていたが、何時までたっても、休憩できない。

熊避けの鈴の音を背後に感じながらひたすら登る。前月、槍ケ先山で傷めた右足首が時折、悲鳴を上げる。やっと見晴らしのよい尾根のピーク南峰に到着。花房山は、前方左前に確認。疲労困憊。ここで、ずっと休憩していたい。熊避け鈴の単独行が抜いていった。

ここから頂上までは、ヤブ漕ぎで、雑木が行く手をさえぎる。足元の僅かな踏み跡を確認しながら進むが、木の枝に跳ね返されながら頂上到着。先人は2組2人。快晴で日差しが眩しいほど。立てば見晴らしはいいが、座ると何も見えない。頂上からは、雷倉、能郷白山、冠山、金草山など南西の一部を除いて、ほぼ一回り展望できる。

汗まみれのシャツを脱ぎ、1時間の昼食後、再びヤブ・雑木漕ぎをしながら、ゆっくり下山。出発早々、道を見失う。右足首に痛みがあり、着地するたびに痛みが走るので、ストックを立て土面グリセードで滑り降りる。大きくタイムをロスして3時間近くかけて登山口到着。槍行きの足慣らしのつもりが手強かった。


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