ハイホーの山日記




かまがたにやま
釜ヶ谷山
696m


この地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したものです。
赤色:今回のコース 緑色:前回のコースなお、線の登山道はいずれもアバウトです。


◎登山口へのアクセス
・国道256号線を山県(やまがた)市方面に。
・市役所東の交差点で左折。右角は消防署。
・伊自良四ツ辻の交差点を右折。右角はサークルK。
・7キロほど進むと右手に伊自良湖が見え、広い駐車場がある。高洞に登るときは、ここに止める。
・更に道なりに進むと、右に青少年の家、左に甘南美寺を見て、伊自良キャンプ場に着く。
・駐車場は事務所の手前の左手にある。


(H22/2/20) 登りは「奥の院」コース、下りは「みぞれ谷」コース

キャンプ場駐車場---(20)---東屋---(15)---奥の院---(5)---行者岩---(15)---龍神コースとの分岐---(10)---頂上---(5)---龍神コースとの分岐---(20)---奥の院---(10)---みぞれ林道との分岐---(20)---駐車場

 2回目の釜ヶ谷山。前回は平成16年5月。ゴールデンウィークの真ん中で、木々の間には,駐車場に入れなかった車が所狭しと止めてあり、河畔には大勢のファミリーキャンパーなどで溢れていた。今回は真冬だけに誰もいない。と思ったら、老夫妻がキャンプ場事務所の前のベンチに座っておられた。「山登りですか?」と私から声をかけたら、「散歩です。行ってらっしゃい」と言われたので、「行ってきま〜す」と挨拶して出発する。 みぞれ谷林道の橋を左に見て、奥の院コースの登山口に向かう。

伊自良の集落から釜ヶ谷山 登山口の手前で通行止め
みぞれ谷林道の入口、下山はここに出た 奥の院コースの登山口


  このコースは、奥の院まで石仏が続く。山県市のHPによると、全部で33体あるそうだ。道は広く、雑木林の間にスギやヒノキも見られる。枝打ちはしてないが、下草は刈られており手入れが行き届いている。急登もなく、左手に立派な東屋が見えてくる。ガイドブックには展望台とあるが、周りの木が成長したのか、展望は良くない。

 左にみぞれ谷林道からの道を合わせると目の前に送電線の鉄塔が見える。この鉄塔には、関西電力297鉄塔とある。こんなところに関西電力?と驚いた。山中とはいえ、滋賀県との県境からも遠く離れたここ岐阜市の隣に。すぐ東の高洞の送電線は中部電力だと思ったが・・・。

立派な東屋 ここからの展望はイマイチ 奥の院まで石仏が並ぶ
この登山口の方向は奥の院コースの登山口を表示している 関西電力の鉄塔

 
 鉄塔まできたら、急に雪混じりのミゾレとなった。下山時も、この鉄塔まできたら雪になった。まさかとは思うが、高圧送電線が雪を呼び寄せるのか?今日の予報は晴れだったが、山の天気は予報どおりにはならない。奥の院の石柱が右手に見え、従三位甘南備明神の建物が現れる。この可愛いらしい建物が奥の院のようだ。市のHPには、800年前の鎌倉時代に仏像を祀ったところで、現在の甘南美寺の元の寺と記されている。なお、建物には、「甘南」ではなく「甘南」と表示されている。

 正面に大きな岩が現れる。行者岩である。左から回り込むと岐阜市の北部が見下ろせる。展望台より眺望が良い。今回は張られていなかったが、前に来たときには岩にしめ縄が張ってあった。広い登山道は行者岩までで、ここからは山登りらしい道となる。どちらの道から登ろうか、分かりにくい分岐がどんどん出てくるが、どちらを行っても、すぐ上で一緒になる。急登を登りきると小広場のような龍神コースとの分岐に出る。直進して一旦下って、木杭の階段を登ると頂上広場だ。頂上は周りに木が多く、また、この日は雲が厚く、遠くまでは見渡せなかった。

 もっと雪が多いのかと思って来たが、登山道にも、雪はほとんど消えており、歩くには快適だった。この山はヒルの出る山として知られるようになっている。これから温かくなる前までが、春登山の適期だろう。

 頂上のログハウス(千把小屋)は、以前は床の板もきれいだったが、随分、汚れている。今は土足で上がる人が多いのだろう。

奥の院の石柱 後方に建物が見える 龍神コースとの分岐
頂上直下の木杭の階段 頂上の三角点

  
 下山は、前回、龍神コースで下りたら、林道歩きが長かったので、今回は同じ道を戻り、東屋(展望台)手前の分岐を右折し、みぞれ林道に下りることにする。みぞれ林道は、前回、登りに歩いたルートだ。一度通ったことがあるのだが、丸太の橋を二ヶ所渡ったこと以外、ほとんど記憶にない。林道に出ると、苔におおわれていて、ストックの音が変わったことで舗装されていることに気がついたくらいだ。
 見覚えのあるキャンプ場の建物が見え、通行止めになっている橋を渡って駐車場に戻る。下りは、登りと同じくらい時間がかかった。


◎前回の記録

(H16/5/2) 登りは「みぞれ谷」コース、下りは「龍神」コース

P---(40)---奥宮---(15)---龍神コースとの分岐---(10)---頂上---(55)---林道出合---(25)---P

 日記のファイルは行方不明に。コース時分は手帳に、写真はパソコンに残っていた。

行者岩 平成16年の頂上


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