ハイホーの山日記




なかおとうげ
中尾峠 
2,100m


(H9/10/11)

上高地ビジターセンター---(2H45M)---中尾峠・焼岳小屋---(2H15M)---中尾温泉


河童橋右岸を下り、ウエストン碑を過ぎ、一路、焼岳と思ったのだが、分岐を通りすぎてしまい時間をロス。分岐まで戻って焼岳登山道を登る。雨上がりのため、ヌカルミの中を進む。鳥が啼き、深い林の山道は天気が良ければ、絶好の森林浴ができるだろう。

小広場で昼食後、ひたすら山道を登る。単独行の女性と出会う。この先の鉄梯子を越えられず、仲間と別れてきたという。天候もすっかり回復し、眼下に梓川、はるかに霞沢岳、六百山、明神岳を望む。穂高は残念ながら雲の中。鉄梯子、クサリをつたう。そして急傾斜の梯子を、一段一段とゆっくり登る。下を見ると目が眩み、恐怖感がひしひしと伝わってくる。なるほど、越えられない人がいるのは納得。しかし、この梯子を下る人は、もっと恐怖を感じることだろう。

樹林を抜け、左手に焼岳を望む見晴らしのよい草場のジグザグ登り。突風で帽子やタオルが吹き飛ばされそうになる。中尾峠まで、あと僅か。焼岳小屋は、峠にひっそりと建つ。20人ほどが休憩している。休憩後、下山。思いのほか、険しい山下りとなる。深い樹林で視界はきかない。紅葉と美しい滝を望む曲がり道で休憩。峠から2時間15分。中尾温泉に到着。

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