logo

データ / Data

登山日:平成24年6月4日
山 名 : 納古山(上のPHOTOは頂上手前の尾根道から撮影、木和谷登山道を登り始めてから初めて頂上付近が見えた)
読 み : のこやま
標 高 : 632.9m
地形図 : 上麻生

登山口へのアクセス / Accses

(岐阜・名古屋方面から)
1.国道41号線を七宗町へ。
2.道の駅「ロックガーデンひちそう」を右に見ると、信号で道は大きく右カーブとなるが、納古山へは直進する。
3.JR高山線の横を走り踏切を渡ると、すぐ左に遠藤製材所があり、作業所の中に入るかのような左折の道がある。道標には「納古山登山口」の文字が見える。
4.このあとは一本道の林道。地道と舗装路の狭い道だが、駐車場が数ヶ所ある。今回は、中級登山口手前の左側の駐車場に止めた。ここは3〜4台しか止められないが、移動式のトイレがある。山から下りてきたら、この先の道路が広くなった路肩にも2台止っていた。
5.そのまま直進すると初級登山口手前の右側にも、6〜7台置けそうな広場がある。

コース時間 / Course Time

中級登山口の駐車場---(45)---塩の道分岐---(40)---頂上---(60)---中級登山口の駐車場
端数は5分、10分単位で切り上げ、休憩時間は含んでいない。

記録 / Report

今回の同行者とは、初めての山行き。以前、テニスクラブで一緒にプレイしたが、当時は互いに山登りをしていることを知らなかった。彼は日本百名山の4分の3を登り終えた山の熟練者。
国道41号線から数分入っただけで、深山のような雰囲気の林道を走り、中級登山口手前の駐車場に車を止め、初級登山口まで林道を歩く。この山は登山道が多く、今回歩いた木和谷(こわたに)コースは初級と中級の2コースがある。このほか塩の道、納古口・西尾根・木作谷のコースがある。もう一つの大牧谷コースは、登った日現在、通行止めになっていた。
初級コースは、沢沿いの道から始まる。分岐には下のPHOTOのような道標があるので、それに従う。沢から離れると尾根に乗る。スギの林がヒノキに変わると塩の道との分岐がある。駐車場からおよそ45分。急登ヶ所もなく、木々が太陽の陽射しを遮ってくれるので、風も清々しく、ここまでは汗をかくこともなかった。

駐車場 林道 駐車場
中級コース手前の駐車場 林道を歩く 初級コース手前の広場
登山口 道標
初級コース登山口 分岐には道標がある

塩の道分岐からしばらく行くと石柱がある。四面に文字が彫られ、加茂郡下麻生(しもあそう)村と武儀郡神渕(かぶち)村の村界、明治41年とある。村の境界標識にしては、今までに見たことがないほど立派。徐々に傾斜を増して来るが、道が九十九折れに付けられている。登りきると中級コースとの分岐があり、頂上を巻く道となる。ファインダーに収まりきれないくらい大きな岩を右に見て、納古口コースとの分岐を右に曲がると頂上は近い。
頂上は360度の展望で、低山とは思えない雄大な眺めが楽しめる。円形の方位盤には、御岳から北アまで記されているが、この日は、晴れてはいたものの恵那山がギリギリ霞んで見えるくらいで、御岳や伊吹山は見えない。頂上広場には、手造りの椅子やテーブルが幾つもあり、寄せ書きノートもある。頂上は陽を遮るものがないが、少し離れたところに木陰のベンチもあることを帰路見つけた。

分岐 石柱 尾根道
塩の道分岐 村界の石柱 尾根道
大岩 分岐 方位盤
頂上直下の巨岩 頂上手前の分岐 頂上の方位盤

同じ道を帰り、中級コース分岐から右に下りると、すぐ岩場の下りに差し掛かる。以前はロープか鎖があったようだが今はない。岩場下りではストックが邪魔になる。急な下りが続き、もう一ヶ所、岩場の下りを過ぎると、塩の道の分岐があり、ここからは傾斜も緩くなる。なお、塩の道との分岐の前に大牧谷コースの分岐があるが閉鎖されていた。


分岐 大岩 分岐
初級、中級コースの分岐 岩場を下る 塩の道分岐
箱の階段 沢渡り 中級コース登山口
箱の階段 沢を幾つも渡る 中級コースの登山口に出る

尾根を下りきると水場があり、コップも置いてあるが、湧き水ではないようなので、顔を洗う程度で飲むのは控えた。初級コースと同じような沢沿いの道となり、何回も沢を渡る。真夏に来ても、きっと涼しいだろう。林道が見えると中級コースの登山口に着く。下山は休憩なしで1時間とかからなかった。登山道は、沢歩きあり、尾根歩きあり、岩場あり、植樹林、自然林、頂上からは大展望とバリエーション豊富な山歩きが楽しめる。


頂上
コース地図へ


このコース地図は七宗町の発行しているパンフに加筆したもので、コースの赤矢印のように歩きました。

▲このページのトップへ

◎お願い
山の状況は絶えず変化します。登山道の崩落、がけ崩れ、橋の流失などによる通行止めは、集中豪雨や台風が来るたびに起こります。また新道ができたり、廃道になったり、時には登山道の付け替えなどもあります。登られる方は最新の情報を入手してください。 この日記は、登った日、当時の個人的な記録です。