ハイホーの山日記




おおだて
大 立 
577.5m


この地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したものです(赤線はイメージです)

(H22/5/22)
廃車置場---(35)---24号鉄塔---(3)---25号鉄塔---(20)---頂上---(50)---廃車置場

◎登山口へのアクセス
国道303号線の久瀬トンネルの北口を出て、すぐ左に空き地がある。以前はゲートボール場があった。その空き地のトンネル横にある階段が登山口である。昨年はこの空き地に駐車したが、現在、河川改修工事中で、柵が仕切ってあり使用できない(工事従事者用の駐車場か?)。このため、さらに舗装道路を進んで左折し、急坂を登りきった所に空き地がある。ナンバープレートの無い車が6〜7台止まっているので、この下の自動車修理店の廃車置場のようだ。店が開いていれば、一言、おことわりした方がいいでしょう。

(注)
 トンネル北口の階段下の空き地は、フェンスに囲まれたゲートボール場になっています(H24/4確認)。



大立は昨年の秋、台風の直後に出かけたので、落ちた杉葉が道を覆ってしまい、道が分からず引き返した。気になっていたので、再びトライした。HPのレポートも少ないので、事前に国土地理院の地図を何度も見て出かけた。行き方にも書いたが、この辺りは現在、工事中で交通規制を行っているので、出かける方は車の通行と駐車場所に注意を。おそらく平成20年9月のゲリラ豪雨災害の改修工事かと思うが、工事が終わるのは、まだ先のようだ。

(注)
H24/4に通ったときには、工事は終っていました。


トンネルに向かって右側のコンクリートの階段(写真は平成21年10月撮影、私が出かけた日は、この周辺が工事中で撮影できなかった)を登ると、右に広い空き地がある。今回は、この空き地に駐車した。そして更に階段を二つ登ると登山道となる。しばらく進むと中電の「横山揖斐線bQ4」の標識が立っている。三叉路のようになっているが、直進せず必ず左折する。(帰路、時間があったので直進の道を行ってみたが10分ほどで踏み跡が無くなった)。


このあとは巡視路標識に従い、スギ林の中を九十九折れに登って24号鉄塔を目指す。ところどころに動物の足あとやスリップ痕が残っている。爪の大きさから考えるとイノシシと思われる。昨年と違うのは、真新しい巡視路標識が増えていることだ。昨年は、この辺りの同じところを行ったり来たりしたが、標識のおかげで、どんどん、高度を上げてゆくことができた。ただし、踏み跡が途中で消えたり、道が崩れていたり、また枯葉が覆っていたりで、不鮮明なことは変わらない。薄暗いスギ林の登山道から新緑の広葉樹に変わり、視界が開けてくると24号鉄塔が見えてくる。左下には国道303号線も見える。


トンネル横の階段を登る(この写真はH21/10撮影) 廃車置場の空き地
この階段を登り左折すると、更に右に階段がある この巡視路標識を左折(直進しない)
真新しい標識が増えていた 24号鉄塔が見えてきた


24号鉄塔から25号鉄塔へは、わずか3分ほど。山中にしては平坦な地形で、ここに2本の鉄塔がわずかな距離で並ぶようにして立っているのも理解できる。この間には、ピンクのウツギ(タニウツギだと思う)やヤマフジがきれいな花を咲かせていた。
25号鉄塔から左折して頂上の尾根道を探す。以前は赤布があったそうだが、見回しても見当たらない。広葉樹の林は樹間が広く、どこでも歩けるので、どこも道に見える。落ち葉で踏み跡は見あたらない。そこでコンパスを見ながら南東方向に歩くと、広い尾根道の途中に出た。尾根道が見つかれば、あとは一直線に登っていく。


下山時に、この尾根の始まりを探したが、25号鉄塔周辺には木の枝が積まれており、道が閉ざされていた。あえて目印といえるのは25号鉄塔の手前のリボンの巻かれた赤杭と、積まれた枝の途中にピンクテープがついており、この二つを結んだ延長線上に頂上への尾根がある。ただし、遠回りするか、積まれた枝を乗り越えねばならない。(写真参照)


尾根道の左はスギ林、右は広葉樹の雑木林。道幅の広い尾根はどんどん高度を上げてゆく。最後に進路をやや左に変えると急登となり、山頂に出る。山頂は台地状で相当広い。また、木々に囲まれ展望もなく、頂上の表示も無い。伐採された木が散乱しているだけ。三角点は頂上を過ぎて南にあると「こんなに楽しい岐阜の山旅(上)」にあるが、この筆者は、三角点捜しに20分、帰る道を捜すのに更に20分かかったとあるので、無駄な努力はせず、写真だけ撮って早々に引き返した。この日は土曜日だったが、山では誰にも会わなかった。

山頂から北方向に伸びる道があり、地図を見ると、この大立の北の699.4メートルの三角点まで尾根が続いている。更に三角点の北から塔ノ倉にも途中まで林道が通じている。あくまで地図上のことなので、どんな道なのか不明だが、縦走できそうな予感がする。


手前にピンクのウツギ、その後ろはヤマフジ 24号から25号鉄塔まではすぐ
25号鉄塔の周辺は、こんな状態 頂上への尾根道は広い
左の赤杭と右のピンクリボンを結んだ延長線上に頂上への尾根がある。


最後の急登(実際は写真で見るより急である) 展望のない山頂


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