ハイホーの山日記




お  ぜ
尾 瀬 

このレポは古いので、こちらからご覧になることをおススメします。
鳩待峠⇒山の鼻⇒温泉小屋⇒下田代十字路⇒大清水《写真入り山行記》は⇒こちらから


(H9/9/13・団体バス尾瀬ツアーに単独で参加)

鳩待峠---(50)---山の鼻---(90)---ヨッピ吊橋---(20)---龍宮小屋---(90)---長沢新道---(45)---
富士見峠---(アヤメ平経由・2H15M)---鳩待峠

 

ヨッピつり橋 〔尾瀬自然保護財団提供〕


マイクロバスにて鳩待峠へ。残念ながら小雨。天気が良ければ、あやめ平〜長沢新道経由で竜宮十字路を目指す予定であったが、この雨では何も見えないだろうと思い、山の鼻から尾瀬が原コースを取ることにした。

ポンチョを出すまでの雨ではない。パーカーを着込んで、一番最後にスタート。山の鼻へは下りのみ。木道をひたすら降りる。所々にトリカブトの紫色の花が美しい。雨に濡れた木道で、よく滑りながら山の鼻へ。ビジターセンターを見学後、植物見本園へ。リンドウがほんの少しあるくらいで、他に花は何もない。山の鼻から尾瀬が原へ急ぐ。

牛首から犬山のご夫婦と同行となりヨッピ吊橋へ。休憩中、同じツアーの三重県の女性2人組と合流。彼女らは同じ道を帰りたくないので、帰路は富士見峠経由にしたいと言うのに犬山夫妻も賛同。私は雨も上がったことなので、長沢新道経由の尾瀬半周に同行することにした。当初の予定の逆コースである。龍宮小屋で1回100円のトイレをすませ龍宮十字路から長沢新道を南へ。

登りが急になり、再び降り始めた雨がますます強くなる。随分登ったが、標識を見ると、峠まで半分しか登っていない。2週間前に荒島岳の下りで傷めた右ヒザに痛みが走る。雨が木道の下を流れる。木道の無いところは道が沢状態となる。ヒザから下は泥だらけ。まるで沢登り状態となる。雨が激しくなり、再びパーカーを着込む。1900メートル程の富士見峠までが長く感じる。龍宮十字路から2時間半、峠の出合いにたどり着く。右に折れて鳩待峠へ。すると何と登りが始まった。富士見峠から鳩待峠へは、300メートル下ると思っていた。

1,980メートルのあやめ平(中原山)は雨とガスで何も見えない。風も出てきた。天気が良ければ・・・。雨に濡れた下りの木道は歩き方が難しい。少しでも不安定だとよく滑る。木道がないと泥沼で足をとられる。鳩待峠まで残り3キロが、すぐ2キロになった。どちらが正しいのか。私はこれ以上、ヒザが痛くならないよう、木の枝をストックがわりにして、時間をかけて下る。先に行っていただいた同行の皆さんが待っていてくれた。申し訳ない。鳩待小屋が見えてきた。峠の出合から2時間15分かかった。靴もスラックスも泥だらけである。歩きはじめて8時間。よく歩いた。

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