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ハイホーの山日記    与那覇岳                                 

山で出会った美女たち

与那覇岳頂上広場にて。沖縄では山登りをされる方は少なく、山で人に出会うことはめずらしい。今回は、私の同行者も含めお若い方が集まった。男性は高知県から来沖のOさん。

与那覇岳の頂上の三角点

与那覇岳には、一等三角点が設置されている。一等だけあってデカイ。残念ながら潅木に囲まれ、頂上からの眺望はない。

与那覇岳

山原(やんばる)の森の中心にあたり、イタジイが優占する照葉樹林に覆われた与那覇岳(ヤマケイさんご提供)。

☆ データ/Data

登山日 : 平成26年4月27日
山 名 : 与那覇岳
読 み : よなはだけ
標 高 : 503m(頂上広場は498m)
地形図 : 辺土名

《お願い》上の画像が見られないときは、JavaScriptを有効にしてください。


☆ 登山口へのアクセス/Access

1.沖縄自動車道、許田ICを出て国道58号線を名護方向へ。
2.世富慶の信号を右折し、400mほど先を左折し、名護東道路に入る。
3.奥間の信号を右折する。200メートル先を左折。国頭村森林公園の看板を右へ。奥間林道の坂を登ると数件のペンションが建っている。
4.そのまま道なりに進むと大国林道に突き当たる。T字路を右折して、すぐ左側に車を止める。



☆ コース時間 / Course Time

登山道入口---(25)---林道分岐---(10)---記念碑のある広場---(40)---頂上---(30)---記念碑のある広場---(30)---駐車場


端数は5分単位で切り上げ。休憩時間を含む。



☆ 記 録 / Report

沖縄に来たときから、この山には行ってみたいと思っていたが、なかなか機会が訪れなかった。今年に入ってからも2月と3月に予定をしたが、雨が降ったり、急用が出来て行くことが出来なかった。ほかにもNEOSの与那覇岳日帰り登山ツアーにキャンセル待ちで申し込んだが、前日まで大雨が降っており、空席が出来たという案内はもらったが、雨降りの山行きは、私の最も不得意とするところなのでご辞退した。結局、今年4回目の計画で実現できた。

今回はGWの始まったばかりの日曜日。山でも混雑を予想していたが、駐車場に来たときは、他には誰も居らず、我々が一番乗り。この駐車場の一角にはバイオトイレがあり、清潔でにおいも感じなかった。ただし、手を洗う設備はない。駐車場で出発の準備をしていたら、高知県から来沖のお二人が到着された。下山時には、読谷村からの23人の団体さんのほか、2パーティーとすれ違った。さすが本島最高峰の山だけあって、あらためて人気の高いことを知る。今まで登った沖縄の山で、これだけの人に出合ったのは初めてのことだ。登山道からは、時折、木々の間から海が見える程度で、ほぼ樹林帯の中を歩くので、展望はほとんどない。

注意することは、記念碑のある登り口からの最初の分岐には標識がなく、左右どちらにも赤布があるが、この分岐は右へ。この道の分岐には、すべてに道標が立っているが、ここだけない。途中、木の幹に赤テープが巻かれ503mと手書きされている所を通過する。ここが沖縄本島で最も空に近い地点。このピークを越えて下った鞍部に「与那覇岳→」の標識と鳥獣保護の赤い看板がある。この分岐を右に登り返すと498mの頂上に出る。頂上広場には沖縄でも数少ない一等三角点がある。この三角点は周囲をコンクリートで補強されているので、文字は読み取れない。頂上からは4方向に下る道がある。どこに出るのかは分からないが、来た道を帰らないと駐車場に戻れなくなるので、必ず「下山→」の標識に従う。なお、登山道には、ところどころ倒木があり、くぐったり乗り越えたりする。また、突然、目の前に倒木が現れるので、下ばかり見て歩いていると顔や頭をぶつけるので注意する。私も1回ぶつけた。それと、石畳の道には苔が生えており、降雨時はスリップに要注意。

なお、途中の「記念碑」には次のように記されている。「この土地、国頭村字奥間大保謝原2040-53番地内の8658坪はアムウェイ・ネーチャーセンターが自然保護推進のため1990年秋今回のディストリビューターに呼びかけて実施した第2回環境基金キャンペーンの成果5000万円の内1500万円の助成を受けヤンバル自然保護の会が購入したものです。ヤンバルの貴重な自然を保護するため、永久に保全致します」また、記念碑と登山口の間にある緑色の看板には「やんばるの森は、世界でここにしかない生き物たちのかけがえのないすみかとなっています。そして本島で一番高い与那覇岳とその周辺は、やんばるのシンボルとして親しまれてきました。この大切な森を、生き物たちの営みとともに未来に伝え子供たちに残すことは、今を生きる私たちにしかないことです。このたび、NPO法人やんばる森のトラストは、株式会社リコーの支援によって与那覇岳の3.2147haの土地を自然保護地区としました。やんばるの自然を愛する多くの人たちと共に大切に守り続けていきます。2005年2月 NPO法人やんばる森のトラスト」と書かれている。


     
駐車場 バイオトイレ 登山口
駐車場、左の箱状の建物はバイオトイレ 清潔なバイオトイレ 駐車場から5~60mほど先が登山口
こんな道 沢 石畳
こんな広い道を行く 途中の沢 苔むした石畳の道
分岐 ヘゴ 水溜り
この標識を右へ 大きなヘゴの木(Nさん撮影) 水溜り
登山口 こんな道 琉球竹の道
記念碑のある広場から登りが始まる こんな道が続く 琉球竹の道、赤テープのある一本道
倒木 道標のない分岐 503m地点
倒木が多く、くぐったり乗り越えたり 左の道にも赤テープがあるが、この分岐は右へ よく見ると503m、頂上と手書きされている
分岐の道標 頂上 いのぶたそば
最後の分岐、あと少しで頂上 与那覇岳頂上 帰りに立ち寄った「ゆいゆい国頭」の猪ぶたそば


=与那覇岳で出会った花=


ムラサキカッコウアザミ オキナワスズムシソウ(Nさん撮影) パッションフルーツの花

コース地図へ

この地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したもので、コースの赤線はイメージです。

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◎お願い
この日記は、登った日、当時の個人的な記録です。ヤマケイのガイドブックのように、必要な情報を網羅してはおりません。リスクは自己責任でお願いします。

《遭難のお知らせ》平成29年10月6日の午後6時半ころ、沖縄本島北部にある与那覇岳で観光客のフランス人から携帯電話で救助と求める110番通報があった。ルートを外れて道に迷ったそうだ。名護署と国頭地区行政事務組合消防本部が捜索にあたったところ、翌7日、午前10時40分ごろ、捜索隊によって発見された。2人にけがはなく、約1時間後には自力で下山した。山で一夜を過ごしたわけだが、10月は、沖縄ではまだ、ハブの活動期であり、ハブは夜行性なので、登られる方は、低山だからといって油断しないように。なお、二人とも20代。

《遭難のお知らせ2》平成29年10月14日、30代の男性と7歳の男の子の親子が遭難。

《追記》
(以下、データは、琉球新報・沖縄タイムスより)沖縄本島北部の国頭・東・大宜味3村の山での遭難軒数は、平成27・28年度は0件だったが、平成29年度は13件発生し、過去最多となっていることが国頭消防本部の調べで分かった。13件のうち12件は沖縄県内に住む人で、初めて来た人だったそうだ。これまでは平成23年度の4件が最多だったので、29年度は急増した。やんばるの森は、平成28年9月、国立公園に指定されたので人気となったのかも。統計には含まれていないが、地元住民が道に迷ったこともあったという。国頭観光協会では、ガイドの受付けや登山路の案内情報を提供している。本土から来られる人も、低山だからといって油断されないように。不案内の人はご活用を。Tel (0980) 41-2420(午前9時~午後6時)また、沖縄の山に登る人は、このサイトから地図をcopyして持参しよう。与那覇岳以外の山も、山ごとに地図を掲載している ⇒ コチラから。

NEW 《遭難のお知らせ3》
令和5年4月30日、横浜から来た71歳の男性が遭難され、25時間後に保護された。



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