登山日 : 平成23年4月2日
山 名 : 伊吹山
読 み : いぶきやま
標 高 : 1,377m
地形図 : 関ヶ原(岐阜)
・国道21号線から国道365号線に入る。伊吹山ドライブウェイの入口があるが、麓から登山する人は、決して入ってはいけない。
・藤川の信号(Y字路)を右へ。
・上野の信号を右折する。
・突き当りを左折すると右にバス停がある。バス停を右に見てすぐ右折すると登山口のアーチがある。
・この先の林道にはゲートができたため一般車は入れないので、車は三之宮神社脇の有料駐車場に停める(1回1,000円)。ここが満車の場合は、少し戻って近隣の駐車場を利用するか、林道のゲートの手前の1回500円の駐車場を利用する。その場合は、登山口まで歩いて戻る。
(H23/4/2)
登山口駐車場---(25)---1合目---(20)---2合目---(20)---3合目---(10)---4合目---(10)---5合目---(55)---8合目---(25)---頂上
頂上---(45)---5合目---(60)---駐車場
5合目までは、登山道を歩いたが、5〜8合目は積雪のため道が不明なので、フリーに歩いている。
(H21/2/28)
3合目駐車場---(20分)---5合目---(35分)---8合目---(20分)---頂上
頂上---(15分)---8合目---(30分)---5合目---(20分)---駐車場
(H19/7/28)
岐阜県さざれ石公園上の駐車場---(70)---静馬ケ原---(45)---頂上
頂上---(45)---静馬ケ原---(55)---駐車場
(H13/11/4)
1合目と2合目の間の駐車場---(40分)---3合目---(20分)---5合目---(40分)---8合目---(25分)---頂上
頂上---(15分)---8合目---(30分)---5合目---(35分)---駐車場
◎H23/4/2の記録
伊吹山に登るのは、今回で5回目(内、1回は伊吹北尾根)。前回は2年前の2月28日。その日は、頂上でさえ雪がなかった(この記録の下にH21/2/28の頂上の写真参照)。ここには昨年までスキー場があった。昔は「スキーと言えば伊吹山」というほど人気があり、昭和初期には、積雪が12m弱という信じられない記録も残っているほど積雪があったが、昨今の温暖化でスキーができる期間が短く、平成17年に1度閉鎖になった。翌年、別の会社が引継ぎ、1度は復活したが、雪が降らなくては再起を果たすこともできず、平成22年、2度目の閉鎖となった。リフトも取り払われていたので、もう再起はないだろう。
(ご参考)世界山岳最深積雪量 11m82cm、昭和2年2月14日、伊吹山で観測された(北杜の窓より)
上野の交差点を右折し、林道に向かうと、神社の手前で2軒の駐車場が客引きをしていた。駐車料金は1,000円。今まで登山口の駐車場は三之宮神社脇しか知らなかったが、スキー場の閉鎖で近隣の商店が駐車場経営に積極的なったようだ。我々は、いつも林道の駐車場に止めるので登っていくと、鉄柵のゲートがあり、鍵がかかっていた。というわけで、今回は登山口から登ることになった。
なお、この件について、山仲間のM氏からコメントが寄せられたので、原文のまま、ご紹介する。
・伊吹山林道閉鎖について
「伊吹山の林道は以前車で通行できたのが、現在、林道入り口あたりに施錠されたゲートが設けられ、通行できなくなっている。 以前は伊吹山を一合目もしくは三合目あたりから気軽に登山を楽しんでいた人も多く、林道閉鎖を残念に思っていることだろう。 私もその中のひとりであるが、伊吹山登山愛好家のためにもゲートの開放を関係者の方々にお願いしたい。 ゲートが設けられた理由は定かでないが、もし、林道保全が目的であれば、入山料なり通行料を徴収し、それに充てることもひとつの方法であり、理解を得られるものと思う。」 |
前回まで、写真はあまり撮っていなかったので、今回、登山口から頂上まで撮影してきた。途中、積雪のため自由に歩いたので、5合目から8合目までは登山道を歩いていないが、伊吹山登山道を写真でご紹介する。
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登山口のアーチ | 登山口・頂上まで6キロの表示 | 1合目までは広い道 | |
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1合目(M氏撮影) | ゲレンデ歩き | 2合目 | 3合目手前 |
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3合目、後方の建物はトイレ | 3合目から頂上 | 4合目 | 5合目 |
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雪がまだらに積もっている | グズグズ雪の山腹を直登 | 8合目 | 頂上 |
なお、3合目の登山道最後のトイレは、4月中旬までは使えないと表示してあった。
◎H21/2/28の記録
2月末というのに雪がない。車は高原ホテル近くの駐車場まで入った。今年の暖冬は異常だ。結局、登山道に雪があったのは9合目から山頂直前までの50メートルくらいで、頂上にも全く雪がなかった。アイゼンを持っていったが、使う所がなかった。ザックが重かっただけ。
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頂上から琵琶湖を望む |
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各合目毎に標識がある | 頂上を見上げると 高山の森林限界を思わせる |
◎H13/11/4の記録
三之宮神社脇の駐車場ではなく、伊吹山林道の1合目と2合目の間の駐車場に車を置いてスタート。下草の刈られたゲレンデをジグザグに斜めに進むと、下方のリフト乗場にはパラグライダーの集団。こんなに風が強くても飛んで大丈夫かな?途中から草の生えていない一筋のラインが上へ上へと続く。
途中、3合目で一旦、林に入るが、それも高原ホテルまでで、ホテル前から頂上までは、木立のほとんどない登山道に入る。リフト終点の4合目からは、九十九折れの道が頂上まで続く。遙か頂上直下を登る人の姿まで確認できる。下から見ていると、上に行くにしたがって勾配を増している感じである。
どの山に登っても中高年で一杯だが、伊吹山は何故か、若い人が多い。1合当り15分のピッチで登る。鈴鹿の山と同様、石灰岩のカレンフェルト系の岩がゴロゴロ。今日は土の登山道だと思って、底の柔らかい靴で来たので、土踏まずが痛む。それでも直登がないので、ハイキング気分。振り返れば琵琶湖が直下に見え、眺望は素晴らしい。
9合目から頂上は一息。頂上はドライブウェイからの観光客も入りまじり活況だが、趣味の悪い回転灯キラキラや呼び込みの茶店など、およそ山の頂上とは思えない。昼食場所を探すため周回すると、360度の展望。西には比良山系、南には霊仙、北東から東には雪を頂いた白山、御岳も望める。翌朝の新聞を見ると白山、御岳の初冠雪だった。頂上北の眺望のよい日溜まりにシートを敷き、しばし寛(くつろ)ぐ。眼下には琵琶湖が海のように広がり、竹生島、沖島、多景島が浮かんでいた。