ハイホーの山日記
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城ヶ峰
データ

登山日 : 平成23年9月29日

山 名 : 城ヶ峰

読 み : じょうがみね

標 高 : 288m

地形図 : 岐阜北部

問い合わせ : 岐阜市役所観光コンベンション課 058-265-4141、 岐阜バス定期案内所 058-266-8822(番号は平成23年9月現在)

登山口へのアクセス

・常國寺登山口から登り、三角点/石谷(いしがい)を経由して伊自良川河畔の石谷登山口に下りる予定だった。車で行くと駐車地に戻るのに長い舗装道路歩きをしなければならないので、定期バスを利用した。

・岐阜駅から城田寺(きだいじ)団地線に乗り30分。常國寺で降りる。

・少し東に戻り、お寺のスロープを上がる。建物の右手に手すりのついたコンクリートの階段があり、登りきると墓地がある。この右側の道が登山口。

城田寺団地線は、朝夕は1時間に1本あるが、昼間帯は2時間に1本しかないので、石谷登山口に下りたら、岐阜大学病院まで歩いて岐阜駅行きのバスに乗る予定だった。大学病院からは、昼間でも1時間に4〜5本のバスがある。しかし、城ヶ峰で折り返して常國寺に戻ったので、帰路もバスを待って城田寺団地線で帰った。理由は、このあとの山行記で・・・。

コース時間

《往路》常國寺登山口---(20)---送電線の鉄塔---(20)---頂上
《復路》頂上---(20)---鉄塔---(20)---常國寺登山口

山行記

この日は朝から晴天だったが、ニュースで明日から雨という予報だったので、急に思い立って出かけることにした。といっても、もう時計は8時を回っていたので近くのにしようと「こんなに楽しい岐阜の山旅100コース・上」で探していたら、岐阜市内の「城ヶ峰」を見つけた。揖斐川町の「城ヶ峰」に登ったとき、岐阜市の北部にある同名の山にも登ろうと思っていたが、自宅から近すぎて、なかなか機会がなかった。

 
常國寺入口 登山口への階段 登山口
常國寺入口 この階段を登る 墓地の右が登山口
尾根の取り付き 鉄塔

市内の展望

尾根の取り付きは小広場 送電線の紅白鉄塔 手前は城田寺団地、その向こうは岐阜大学

登山道は、はじめはダラダラの直登から始まる。それが九十九折れに変わると傾斜がきつくなり、中部電力の鉄塔巡視路でおなじみの黒色の土留め階段が現れると、小石まじりの道となる。不思議なことに、登山道に雑草が見らない。

9月下旬とはいえ、今日の温度予想は28度なので、陽射しは真夏並に照りつける。風もないので、木々が疎らになると途端に汗が吹き出る。途中、鉄塔で引き返してきた女性の二人組とすれ違う。「スズメバチを見たから気をつけて」とのアドバイスをいただく。そういえば、今年は大量発生していると、テレビのニュースが報じていた。尾根の取り付きは小広場になっていて平行移動となる。すぐ正面に紅白に塗られた49番鉄塔が見える。この鉄塔の送電線は、なぜか国土地理院の地図に表示がない。


分岐 第2ピーク 登山道から頂上
分岐は左へ 鉄塔から二つ目のピーク 頂上が見え始める
頂上 頂上の山名板 クモの巣
頂上は林の中 山名板 前進をはばむクモの巣

鉄塔の下を抜けると、すぐ分岐がある。左へ行かなければいけないのだが、右の道が明瞭なので右に行ってしまった。(上の写真の光っている道)おかしい!どんどん下っていく。そのうち中電の鉄塔No.50への標識が現われる。そこで気がついて戻った。よく見ると分岐には「← 石谷」の表示板があった。

この分岐から左の道を行くと頂上まではピークを2つ越えていく。最初のピークは、何も目印がない。ただ登って下るだけ。2つ目のピークは、小広場に石が積んである。ケルンではなく無造作に積まれている。正面に頂上が見え、最後の登りが始まる。すぐ頂上に着く。頂上は周囲を木々に囲まれているので、一部、南方面からの陽が差し込んではいるが、展望はほとんどない。丸太が積んであり、ベンチ代わりに腰掛けるようになっている。手書きの山名板が、あちらこちらに4枚ほど掛っていた。揖斐川町の「城ヶ峰」は、城の遺構もあり、以前は山城があったことをうかがわせるが、この山は、名前は城ヶ峰だが、それらしき遺構は残っていない。また、城があったような平らな場所も見当たらなかった。

分岐から頂上までは尾根伝いに道がついているので、迷うことはないのだが、しばらく誰も登っていないようで、クモの巣がヒドい。右上の写真の白い線は、全部クモの巣。写真に平行に目を近づけて見ると、お分かりいただけると思う。クモの巣を払うため、ストックを前に突き出してクルクル回しながら進んだが、それでも帽子から顔からシャツにも次々に引っかかる。パシパシと音を立ててクモの糸が切れるのが聞こえる。決して大げさではない。分岐から頂上まで、クモの巣の中を歩いているようだった。頂上ではシャツや帽子を脱いで糸を払ったが、布にピッタリついているので、なかなか取れない。ストックは、まるで細い綿菓子のよう。城ヶ峰からは、尾根通しに三角点のある石谷まで行くつもりで登ったが、この先は、まだ、今来た倍の距離を歩かねばならない。クモの巣には、いい加減、ウンザリしていたので、これ以上進むのを断念し、来た道を戻った。帰路も、自分が払ったクモの糸が木の枝からぶら下がっており、こんどは顔面攻撃を受け、下に着いたときには、帽子とメガネのレンズにこびりついていた。この山は、夏以外の季節に登るべきだった。

なお、尾根の取り付きから登山口への下りは、石まじりのガラガラ道や落ち葉の溜まっているところもあり、足元が滑りやすく不安定となるので注意されたい。私はへっぴり腰で下りたので、登りと同じ時間が掛った。



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このコース地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したもので、コースの赤線はイメージです。

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