ハイホーの山日記




こうかさん
 高賀山 
1,224m

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(H10/7/26)

林道(東屋)入口---(25)---比丘尼岩---(25)---御坂峠---(15)---頂上

頂上---(15)---御坂峠---(20)---比丘尼岩--(20)---林道(東屋)入口

今にも降ってきそうな雲行き。高賀の森公園の駐車場を横目に逆上ると道なき道となり、車高の高い車でなければ、とても通れないほどの悪路。各所に落石があり、直径1メートルはあろうかという大きいものもある。なんとかすり抜けるが、道端のブッシュに突っ込まざるを得ない場所もあり、帰って見たらランクルの左側面は、見事に擦過傷。大きくえぐれた路面を何度もバウンドしながら、サードギアで快調に登ってゆく。

東屋のある林道入口付近に駐車し、準備運動の後、スタート。石組みの階段は、いきなりの急登だ。体調不十分なのか、喘ぎながら、かなり意識して登る。石段は、一挙に高度がかせげるが、自分の歩幅に合わないので、けっこう大変だ。

比丘尼岩を過ぎると登山道は雑木林の深い緑から檜の林となる。眺望もきかない林は、うす暗く、ウグイスのさえずり以外はひっそりとしている。 風も殆どないので、汗が止まるところを知らぬように流れる。首から掛けたタオルがもう役に立たないほど濡れて、うっとうしい。高賀山は沢渡りが、ほとんどないので、蒸し暑さをよけいに感じる。何度も小憩を繰り返しながら、急に明るい登りに取りつくと、間もなく御坂峠に出た。そこには立派な道路が出来つつあり、大型重機がデンと置かれている。何処に通じているのか、興味深い。峠から直角に左折すると、よく整備された散策道となり、丸太の階段を跳ねるように進む。

一瞬、下の見晴らしが良くなり、高賀神社の石の鳥居が眺められる。向かいの山は瓢ケ岳。山腹を道路が横切っている。街では梅雨明けもまだというのに、色づきはじめた木も見られる。山ではもう秋が始まっている。低い灌木と笹の間を通り抜けると行き止まりになった。1,224mの山頂だ。一瞬の晴れ間も消え、下を雲が流れる。

頂上には、誰もおらず、全くの貸切。山を独り占めしたかのようだ。一等三角点に帽子を置き、腰を下ろすが、大きな蜂に追い返されるかのように、僅か8分の滞在で山頂を後にした。

あっという間に御坂峠に到着。あとは下るのみ。比丘尼岩まで誰にも逢うことはなかった。岩屋の少し下で小学生の集団が休憩中。水場で手を洗うと林道入口はもう少し。東屋で休憩中の3人組を横目にエンジンスタート。下りはローとセカンドのみで超悪路に挑む。神社入口で高賀の水をペットボトルに汲み、汗で全身びしょ濡れの状態で、一路、自宅へ。帰宅後、1時間かけて、コンパウンドで車の擦過傷の修復をした。

なお、高賀の水は、当時は無料でしたが、現在は有料です。

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