ハイホーの山日記
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データ

・登山日 : 平成23年9月19日

・山 名 : 七七頭ヶ岳(七々頭ヶ岳)

・読 み : ななづがたけ

・標 高 : 693.1m

・地形図 : 木之本(滋賀)

・問い合わせは

長浜市役所余呉支所
   0749-86-3220

余呉町観光協会 0749-86-3085



登山口へのアクセス(木之本ICから)

・私たちは国道365号線から木之本に入ったが、分かりやすく説明するため木之本ICからご紹介する。

・ICを出ると国道8号線と交差するが、直進して国道365号線に入る。右に北陸自動車道の高架を、左に湖北病院を見ながら北に進む。

・滋賀銀行が左に見えたら次の信号を右折して県道284号線へ。

・ウッディパル余呉、ちゃわん祭の館の前を通り、「上丹生」のバス停が見えたら左側に注意する。グレーの八田部橋が見えるので左折する。橋を渡った突き当りが駐車場。5〜6台は止めることが出来る。「七々頭岳観音参道入口」の石碑の右が登山口。

コース時間

登山口駐車場---(20)---尾根の取り付き---(35)---頂上(瑠璃池まで往復10)---(40)---登山口駐車場

山行記
駐車場 石碑 登山道入口
駐車場 石碑の右が登山口 スギ林の中の登山道を入る
いきなり急登 掘割の道 道をふさぐ倒木
ところどころに急登がある 掘割の急登 登山道の倒木

駐車場のガードレールが切れたとことに石碑が建っており、「七々頭岳観音参道」の文字と「はるばると登れば峰のすずしさよ 七々頭ノ岳の庭のるり池」の歌が刻まれている。この石碑の右側が登山道の入口である。ここは、上丹生(かみにゅう)登山口。北にも菅並(すがなみ)登山口がある。スギ林の登山道を進むと小さな沢を渡る。すると、いきなり急登が始まり、掘割の道となる。背丈よりも高い掘割や靴の一足分しか幅の無い狭いところもある。道のところどころには、木の枝や落ち葉が堆積し山盛りになっている。つい最近の台風12号で和歌山県や奈良県で大雨が降ったが、この地方も相当降ったのだろう。登山道を倒木が覆いかぶさり、その左側を衣類を木の根を引っ掛けながら越える。この倒木の根には土が一杯ついているので、倒れたのは、そんな以前のことではなさそうだ。展望のない道をひたすら歩く。


尾根道 ふもとの集落 ブナの木が見え始める
尾根道となる ふもとの摺墨集落が見える ブナの木が見え始める
ブナの倒木 頂上は近い 西林寺
この倒木の枝には葉があった ブナの大木、頂上まで5分 頂上の西林寺

20分ほど歩くと道が大きく右に折れ、尾根道が始まる。しばらくは歩きやすい広い道だが、再び、急登が始まる。尾根に取り付いたすぐのところで、サルが2頭、木の昇り降りをしていた。この辺りの木々には、紐が張り巡らされている。雪で幼木が倒れないようにするためか?。相変わらず展望には恵まれないが、ときどき左下にふもとの集落が見え、振り返ると湖北の山も見える。ブナの木が見え始めると頂上は近い。ブナの倒木が道を覆っているので、腰を屈めて通過する。この倒木の枝には、葉がたくさんついているので、まだ生命を保っている。この後、立派なブナの大木が左に現れる。このブナから頂上までは5分で着く。頂上は広場になっており、西林寺の観音堂や宝篋印塔(ほうきょういんとう)がある。


三角点 瑠璃池へ 瑠璃池
頂上の三等三角点と山名板 この標識に従い瑠璃池へ 瑠璃池

頂上からは南方向のみ展望があり、樹林の間から余呉湖や琵琶湖も見えている。湖に接するような三角の山は賤ヶ岳か。三角点は更に奥の薄暗い中にある。その途中に瑠璃池への標識がある。池の水が女性の肌を美しくするという伝説があるそうだ。狭い急坂を3分ほど下りると瑠璃池に着く。名前だけ聞くと、瑠璃色に輝くすごくきれいな池を想像するが、小さな洞窟からポツリポツリと水がしたたっており、その水が溜まったところは、池ではなく小さな枡があるだけ。その枡の中は、木の枝葉や泥が溜まっている。事前にネットでこの山を検索をしたときに、この枡の上にトタンの葺いてある写真を見た。美観を損なっていたトタンの覆いが撤去されていたのが、せめてもの救いか。頂上からたったの往復10分だが、大きく下った分だけ登りはキツイ。特に行ってみてよかったとは思えないので、余計そう思う。
なお、七七頭ヶ岳の山名の謂れは、上丹生、菅並、摺墨(するすみ)などの7つの尾根を集めた頂きという意味だそうだ。また、石碑や地形図の山名は七々頭ヶ岳になっているが、山渓や中日新聞社のガイドブックに従い、このサイトでも七七頭ヶ岳と表記した。


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このコース地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したもので、コースの赤線はイメージです。

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