☆ まえおき
3回目の立山、1回目はアルペンルート開通の年だったので、昭和46年。2回目は観光でアルペンルートの通り抜けをした。
今回は、JRを2回乗り換えて富山入りし、立山駅、美女平乗り継ぎで室堂に到着。
登山日 : 平成20年10月12日
山 名 : 立 山
読 み : たてやま
標 高 : 3,015m
地形図 : 立山、剱岳
☆ コ ー ス
☆ レ ポ ー ト
前日に立山室堂山荘に入る。案内された部屋は6畳に3人と、山では信じられない余裕。その日の最後の宿泊客が私だった。
室堂から一の越までは味気ないコンクリートと石の道が続く。ところどころの水溜りには、氷が張っている。途中、風が強くなり防寒服に着替える。一の越まで35分で到着。見上げると雄山に向かって数珠繋ぎになって登山者が岩にへばりついている。着替えに時間をとったので、休憩せず、ガレ場に取り付く。岩を落とさぬよう慎重に歩く。途中、東方向に富士山が姿を見せている。こんなに大きく見えるのかと驚く。しばし、無言の感激。もっと近い山から見たときでも、かろうじて富士山と確認できるだけだったのに・・・。
雄山頂上で休憩。この日は神主さん不在で無料で参拝する。なお、携帯電話は圏外だった。雄山からは室堂が箱庭のようだ。大日山方向は雲ひとつない。槍から笠まで何もさえぎるものなし。白山は雲海のかなた。大汝まではほぼ平行移動。回り込んで頂上へ。黒部ダム湖が真下に見える。単独行の若い女性と写真撮影を依頼し合う。富士の折立を下り、稜線漫歩で真砂に向かう。ここから雷鳥平へは大走りコースを下る。
別山にも行きたかったが、前日に富山地鉄の職員から「明日は大口の予約が入っているので大混雑します。室堂に12時までに戻ってこないと、いつ山を下りれるか分かりませんよ〜」と言われていたので、やむなくエスケープルートで下った。目的地は見えるところなのに、行けども行けども着かないので、いらだたしく思えてくる。下ること1時間。やっとキャンプ場に到着。地獄谷を経由しターミナルへ。途中から急いだので、ピッタリ12時に着いた。
帰りのバスは、一番前の左側の一人席に座ったので運転手がよく見える。恐ろしい運転だった。自分の会社のバスとすれ違うたび、丼飯をかき込む格好をしたり、電話をする格好をしたり、腕を眼に当てて頭を下げ、泣いているような仕草をしたり・・・。手話ではないが、対向の運転手に身振り手振りで何かを伝えているのだろうが、そのたびに両手をハンドルから離すので、ヒヤヒヤさせられる。出来るだけ見ないようにしたが、前を見ていると視界に入ってしまう。悪い場所に座ってしまった。
立山室堂山荘 | 雄 山 |
富士山 | 室 堂 |
槍・穂高 | 白 山 |
最高峰・大汝山 | 剱 岳 |
◎お願い
この日記は、登った日、当時の個人的な記録です。ヤマケイのガイドブックのように、必要な情報を網羅してはおりません。