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渡名喜島(フェリーより) |
渡名喜港が近づく |
渡名喜港に船が着く |
呼子(ゆぶく)浜 |
渡名喜島 大本田 (うーんだ) |
大本田の展望台 |
アンジェーラ浜が見えてきた |
東屋も近づいてくる |
振り返ると大本田 |
逆コースのときは分岐を右へ |
データ / Data 登山日 : 平成28年7月1日 |
アクセス / Accses 那覇泊港から、朝8時30分発、久米商船の久米島行きのフェリーに乗り、途中、渡名喜港で途中下船する。所要時間は、およそ2時間。帰りは15時35分発のフェリーに乗って那覇に帰る。 |
コース時間 / Course Time 渡名喜港 ---(25)--- 呼子浜 ---(35)---- 大本田 ---(15)--- 島尻毛 ---(15)---
分岐 ---(15)-- -あがり浜 ---(10)--- 渡名喜港 |
記 録 / Report |
渡名喜島は、本島の北西、約58キロのところにあり、北に粟国(あぐに)島、南に慶良間(けらま)諸島、西に久米(くめ)島を望む位置にある。もともとは二つの島だったのが、周りで徐々にサンゴ礁が発達し、その間に砂が堆積していき、いつしか一つにつながって出来たといわれている。3,500〜5,000年も前の話である。
渡名喜島へはフェリーが交通手段となっているが、久米島と那覇を往復するフェリーが、途中、渡名喜島に立ち寄る。なお、台風などで海の状況が悪くなると船が寄港できなくなることもある。そうなるとせっかく行っても島に入れなかったり、入った後なら島に缶詰になる。
日帰りもできなくはないが、それが可能なのは4月〜10月のフェリーが1日2便出る金曜日だけ。しかし、朝一便で那覇港を出て10時35分に島に着き、渡名喜港発15時35分発の二便に乗って那覇に戻るので、滞在時間は5時間しかない。
今回は、渡名喜港に着いて、時計と反対回りで西海岸から大本田を経て東海岸に出るコースを歩いた。所要時分は4時間を予定し、そのうち歩くのは3時間としていたが、あまりの暑さに のんびりと歩いておられなかったので、歩く時間を2時間に短縮した。この日は、早起きして空を見上げたら天気がよさそうだったので、日帰りウォーキングを決行したが、結論から先に言うと、私のような島歩きが目的なら炎天下の季節に行ってはいけない。集落のある街中を除くと ほぼ全道、舗装路歩きで、いつも太陽が真上にあり、日陰は頂上展望台と東屋以外にはない。頂上展望台で腕時計の温度計を計ったら、午前11時30分で36℃を示していた。呼子浜から あがり浜までの間、私以外、誰も歩いていなかった。
島尻毛(しまじりもう)から大本田 |
渡名喜港フェリーターミナル | 変わった形をしたNTTケーブル標識 |
水平に近い支柱に支えられる電柱 | 呼子浜から大本田に向かう林道の標識、左折する |
こんな道が続く | 大本田の展望台が見えてくる |
フェリーを降り、目の前の道路を南に向かう。右手に海を見ながら進むと三角形の奇妙な標識が現れる。標識は「陸標」と書かれているが、こんな標識は初めて見る。あとで分かったことだが、NTTのケーブル表示で、離島にしか見られないとか。
途中、クリーンセンターで道を確認したとき、大本田へ行くと言ったら「ハブに気を付けて」と言われた。また、雑草刈りの人からも「ハブがいるから草藪には近づかないように」と言われた。 また、ヤマケイのガイドブックにも「決してヤブには分け入らないように」と書かれている。沖縄なら一部の島を除けば、ハブはどこにもいるのだが、この島は よほど多いのかなぁ?。幸い、この日は、お目にかからなくて済んだ。
大本田展望台からは360度の展望 | 「ちゅらさん」のオープニング映像に登場したという入砂島 |
展望台から眼下の島尻崎を見下ろす | 展望台から慶良間諸島 |
大本田展望台には無料の大型双眼鏡が2基置かれている。おかげで慶良間諸島、入砂島も手に取るように眺めることができる。無料というところがイイねぇ。小休止の後、山を下る。相変わらず日陰はないので、タオルを帽子で挟んで応急の陽除けをする。途中、島尻毛(しまじりもう)の看板があり、木道(実際は木ではなく疑似木)が敷かれていたので入ってみた。しかし、木道は途中で途切れ、草の繁る細道に変わった。草藪には入ってはいけないとの教えに従い、途中で引き返した。港に帰って休憩していたとき、自販機の飲料を補充に来られたオジサンの話では「草藪より木道のほうが危ない。木道の下は涼しいのでハブがいる」とか。先に聞いていれば入らなかったのですが…。このオジサンは、お話し好きの方で、30分くらいお話を聞いていた。島言葉でお話になるので、半分以上は意味が分からなかった。
途中、右に入ると島尻毛がある | 島尻毛から島尻崎を望む |
アンジェーラ浜が目の前に | アンジェーラ浜の陸側は岩の崖が迫る |
透き通るような あがり浜の海 | 沖縄本島では珍しくなった赤瓦の家が多い |
街中はフクギの並木群が続く | 渡名喜港にあった「鯉のぼり」ではなく「鰹のぼり」 |
予定より大幅に早く港に戻ってしまった。往路には寄らなかったターミナルには観光案内窓口があった。そこで「一番近いビールを売っているところを教えてください」と言ったら地図で又吉商店さんを教えてもらった。早速、行ってみた。看板もなく、普通の民家みたいだったので、教えてもらわなかったら通り過ぎることろだった。又吉商店さんでは「暑いでしょうから、中に入ってください」と、一見の客にもかかわらず、ご親切にもエアコンの効いた座敷に腰かけさせてもらった。
また、ターミナルに戻って、観光窓口のお嬢さんに「この三角形の標識は何ですか?」と写真を見せて聞いたみた。わざわざ久米商船の事務所まで行って聞いてきてくれた。それでNTTのケーブル標識ということが分かった。とても親切なお嬢さんだった。写真を撮らせてもらったが、逆光になってしまった。私は島を歩いて港に戻ってからこの窓口の存在を知ったが、ここでは島の地図や資料がもらえるので、船が港に着いたら最初に立ち寄ろう。
島の観光窓口のお嬢さん | 復路のチケット(往きのチケットは回収されてしまった) |
コース地図へ |
コース地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したもので、コースの赤線はイメージです。 |
なお、渡名喜島について、詳しくお知りになりたい方は、⇒ コチラから。
◎お願い
この日記は、歩いた日、当時の個人的な記録です。ヤマケイのガイドブックのように、必要な情報を網羅してはおりません。ただし、ヤマケイのガイドブック掲載の所要時分は本当に歩いたのか?と思うほど違っています。上記のコースタイムをご参考に。