(H16/3/28)
配水施設駐車場---(55)---愛宕山---(15)---双子山---(15)---八木山---(20)---駐車場
駐車場から愛宕山までは、時間を大幅にロスしているので、当てにならない。
名鉄電車の各務原線に乗ると、羽場駅〜鵜沼駅付近から「火の用心」と書かれた看板のある山が見える。前から一度登ってみようと思っていた。八木山小学校の北に配水施設があり、その前に車を止めた。松ケ丘団地の裏側を西へ進む。時計回りで愛宕山、双子山、八木山の順で周回するコースを行く。この3つの山を総称して八木山三山とか八木三山という。
20分ほどで、愛宕山下の登山口に出る。もう少し行けば、おがせ池に出る。登山道は、はっきりしており、迷う所はない。岩まじりの道だが歩きやすい。林の間から遠くの山々も遠望できる。
愛宕山の山頂へと向かう途中、狭い登山道で中高年の団体さんに追いついた。30人位いただろうか。女性が多いようだ。リーダーらしき男性が団体の真ん中付近で山の解説をしている。しばらく待ったが、終わりそうにない。道が「逆くの字」になっているので、リーダーから私は見えると思うが・・・。今まで団体さんの後ろに何度も付いたことはあるが、たいていは、リーダーが「道をゆずって!」とか「全員山側に寄って!」などと言って通してくれるものだが、今回は道を譲ってくれそうな気配もない。止むを得ず、少し戻り、木の疎らになったところから山側に強行突入して追い越そうとしたのだが・・・。。
結果は失敗だった。一旦は、追い抜いたが登山道に戻る所がない。そのまま、ヤブ漕ぎならぬ雑木漕ぎで更に先に進んだ。もともと道のない所に加え急斜面であり、衣服やザックが枝に引っかかり時間が掛かって、なかなか進めない。やっと登山道に合流できると思ったら、上の方で人の話し声が聞こえる。先ほどの団体さんが通り過ぎたあとだった。苦労して登山道に戻ったが、また、団体さんの後ろに付くだけなので、大休止して、ずっと先に行ってもらうことにする。
10分くらいの後、眺望を楽しみながら愛宕山の山頂に近付くと、賑やかな話し声が聞こえる。先ほどの団体さんは、愛宕山の頂上でランチタイムの最中だった。それも人が通る所をふさいで座っている。「ゴメンナサイネ」と言いながら間をくぐりぬけてきたが、他の登山者に迷惑を掛けているとは、全く思っていない様子。「謝るのは、本当はあなた達なんだよ」と言いたかったが、言っても理解してもらえるかどうか・・・。
愛宕山の山頂を過ぎると、道は一気に降下する。そして少しの平行移動があり、双子山への登りが始まる。双子山の頂上は、まるで通過地点。眺望もなく、立て札がなければ気がつかないほど。双子山からは、再び下るが八木山が見える。見える山頂を目指すのは、目標がはっきりしていて気持ちがいい。八木山への登りは、結構、急なところもあり、岩場登りや短い鎖場もあり、バリエーション豊富。山頂には祠や石碑が建っており、信仰の霊場のよう。頂上からの展望も良く、360°見渡せる。三山では一番、標高が高い。
八木山からの下山は整備された道で、九十九折れの道が続く。あっという間に登山口に着いたが、車を止めた場所が分からない。登山道から直接、駐車した場所へ行く道があるのだが、登山口を左に曲がってしまったので、住宅街に下りてしまった。つつじヶ丘団地ということは分かるが、ここがどこだか分からない。そこへザックを背負った女性が正面からやってきたので、配水施設の駐車場の場所を聞いたら、「もっと西ですよ」と親切に教えてくれた。地図を持っていったのに、肝心なところを見ていなかった。(正解は、登山口まで下りたら右に行く。大きなタンクを左に曲が込み階段を下りれば、配水施設の駐車場に出ることができる)。
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