登山日 : 平成23年11月27日 山 名 : 祐向山、権現山(点名:法林寺) 読 み : ゆこうやま、ごんげんやま 標 高 : 374.3m、344.5m 地形図 : 美濃神海、北方 問い合わせ : 文殊の森 ℡0581-34-4505 |
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・国道157号線の本巣市内、文殊西の信号を2キロほど北上し、最初の信号(道の駅「織部の里もとす」の少し手前)を右折し、文殊の森を目指す。
・狭い道なので対向車に注意しながら進む。曲がり角には「文殊の森」の道標(下の写真)があるので、それに従うと駐車場まで行ける。ただし、帰り道には道標が裏向きなので、曲がったところを よく覚えておく。
・岐阜市方面からは、国道157号線に出なくても県道岐阜大野線からの近道があるが、柿畑の中を走るので目印が何もない。初めての方は上記の道で文殊の森へ行くことをオススメする。
駐車場---(25)---望郷の展望台---(20)---祐向山頂上---(15)---望郷の展望台---(20)---権現山頂上(山口城跡)---(10)---四季の展望台---(20)---駐車場
端数は5分、10分単位で切り上げ、休憩時間は含んでいない。
先日、山の紅葉の様子を「ハイホーの山日記」でチェックします、というお便りをいただいた。このリクエストにお応えして文殊の森に出かけた。今回で2回目となる。8年半ほど前、左門岳に登る予定だったが、上大須発電所への道が通行止めで行くことができなかった。やむなく引き返す途中の祐向山に変更した。しかし地形図もガイドブックも持っていなかったので、祐向山への登山口を通り過ぎ、文殊の森の園内を一周してしまった。ずっと気になっていたが、頂上へ行くだけなら1時間もかからない山なので、どこかに登った帰りにでもと思っているうちに8年半も経ってしまった。
今回のコースの3分の2は散策路歩きだが、文殊の森内は道が複雑に入り組んでいる。全ての道を国土地理院の地形図に落とせないので、帰りに管理棟で頂いた絵地図に園内一周のチェックポイントを表示し、写真でご紹介する。(赤色の○数字) 青色の白抜き数字は、始めから印刷されていたもの。なお、ブラウザによっては、○で囲った数字が表示されないので、下の写真説明の数字は○で囲っていない。
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園内は散策路が複雑に交錯しているので、地形図ではなく、絵地図でご紹介する。太い赤線は私が歩いた散策路。 |
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曲がり角の道標 | 1 駐車場 | 2 管理棟 | 3 散策路スタート | |
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丸太の階段を登る | 朝霧に霞む麓の町 | 4 文殊峠の十字路 | 5 望郷の展望台 | |
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祐向山への登山口 | ほぼ直角に右折 | 林道が見える | 祐向山頂上 | |
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山名板 | 三等三角点 | 6 権現山(山口城址)は右へ | 7 山口城址 | |
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冠雪の伊吹山 | 8 三角点名・法林寺 | 金華山、百々ヶ峰方面 | 9 急な階段、振り返って撮影 | |
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10 中ノ城跡 | 11 分岐のトイレ | 12 四季の展望台 | 13 再び舗装路に出合う | |
駐車場に車を止め、園内の地図をもらおうと管理棟に向かったが、まだ営業時間前で閉まっていた。前に来たことがあるといっても8年も前なので、丸太の階段が歩きにくかったこと、”ササユリを採るな”の看板はあったが花が咲いていなかったこと以外、ほとんど覚えていない。チェーンのかかった車止めをまたいで舗装路を行くと正面に大きな絵地図がある。老朽化で色が薄く、人物のイラストが邪魔で分かりにくい。右へ行けば文殊峠から祐向山。時計回りで左に行けば権現山(山口城址)経由で祐向山に行くことができる。先に祐向山に行きたかったので、反時計回りに右へ。ササユリ橋を渡り、コテージを見ながら散策路の丸太の階段を登る。 途中、ふもとの展望がよいところがあったが、今朝の冷え込みを証明するような朝霧に包まれていた。落ち葉の積もった散策路には、イノシシの掘った後があちこちに見られる。文殊峠の十字路を直進し、望郷の展望台を目指す。展望の良い広場を左に見ると正面にアンテナ塔が見える。ここが341メートルの望郷の展望台で、祐向山への登山口でもある。前回、ここで左折してしまった。祐向山へは右に入る。 右折して道を探す。木にピンクのテープが巻いてあるところから北に下る。狭いが道がついている。どんどん下ると明瞭な尾根となり、緩やかに登り返す。過剰なほどピンクテープがついているので迷うことはない。道が突き当たるところでは、ほぼ直角に右折する。後は頂上まで緩やかなアップダウンを繰り返す。頂上手前では、右下に林道が見える。地形図にも載っていない道である。 やがて頂上広場に出る。登山口からここまで、ほぼ展望はない。また、1ヶ所、分岐があったが、どちらにもピンクテープがあったので、一瞬、迷ったが、尾根を踏み外さないように気をつける。頂上には三等三角点があるだけで、周りはヒノキやクヌギなどの高木に囲まれ昼でも暗い。頂上広場からは、東方向に明瞭な道があった。どこに通じているのか興味があったが、車の回収に困るところに下りると大変なので、来た道を忠実に戻ることにした。 望郷の展望台から権現山(山口城址)へは、アンテナ塔のフェンスの裏から不明瞭な道を西に入る。表側には散策路もある。すぐ広い道と合流する。あとは道標に従い、四等三角点のある権現山(山口城址)を経て、展望台のある中ノ城址、紅葉の美しい四季の展望台からどんぐりの小道を通り、再び舗装路に出て駐車場まで下りる。 前回来たときは、ササユリ群生地を通って駐車場に戻ったが、今はフェンスで囲まれ、鍵がかかっていた。ここには400本が群生しているそうだ。ササユリの花をご覧になりたい方は、このサイトのトップページに戻っていただき、左下のスライドショーからどうぞ。普通、1株につく花は、多くても3輪ほどだが、6輪の花をつけているのは、めずらしかったので記録に残した。このササユリは別の山で撮影したもの。フラッシュを焚いたので白色に見えるが、実際は、うっすらとピンク色をしていた。 |
文殊の森の紅葉 | |
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(H15/5/25)
文殊の森駐車場---(30)---望郷の展望台---(15)---山口城址---(10)---四季の展望台---(25)---駐車場
根尾樽見駅で同行者とドッキングし、左門岳へ。しかし左門岳へは、上大須付近の土砂崩れで通行止め、小白木山に行こうとしたが、越波方面への道も同様で通れない。引き返して樽見から倉見(927m)を目指そうとしたが、登山口が分からない。うすずみ温泉の従業員に聞いても倉見の存在を誰も知らない。そこで、ホテルのフロントマンに勧められた岐阜への帰り道にある文殊の森に変更する。
本巣トンネルから1本目の信号を左折、柿畑のなかを通り抜け、文殊の森へ。観光地並の混雑で駐車場も満車状態。駐車場の向かいでは家族連れがバーベキューの最中。行く場所を間違えたと思いつつ、登山道を行くと閑散としており、他に登る人ナシ。わずか30分足らずで望郷の展望台(341m)へ。
この後、大きく下って、また急坂を登って山口城址(345m)へ。残念なことに、ここに来る予定ではなかったので、地図を持参しておらず、展望台から更に奥にある祐向山への登りルートを見逃してしまった。何はなくても地図は必要。山口城址からは、根尾川、岐阜市方面を遠望しながら昼食。四季の展望台を経由して文殊の森を一周し駐車場へ。途中、ササユリを採らないでの看板はあったが、まだ咲いてなかった。