岐阜・三重・滋賀県を中心とした山歩記

データ / Data

登山日 : 平成24年8月8日
山 名 : 毘沙門岳(上のPHOTOは、@登山道から毘沙門岳。A頂上の山名板、裏に加賀低山徘徊部とある。手造りの丁寧な仕上げで、レタリングやデザインの心得がある方が造られたのだろう。B登山道から白山、別山方向を望むの順で表示。スライド画像が見られないときは、JavaScriptを有効にしてください。
読 み : びしゃもんだけ
標 高 : 1,385.5m
地形図 : 石徹白(いとしろ)

登山口へのアクセス / Accses

(東海環状自動車道・白鳥ICから)
1.白鳥ICからの取付道路を西進し、二つ目の信号で右折して国道158号線に入る。ひとつ手前の信号で右折しないように。このあとは「ウィングヒルズ白鳥リゾート」と「満天の湯」の看板や標識に注意して進む。
2.道の駅「白鳥」を右に見て、石徹白(いとしろ)分岐で左折する(信号はない)。県道317号線(石徹白前谷線)に入る。
3.阿弥陀ヶ滝、ハートピア四季の前を通り、山道を登ってゆく。
4.登り切った四辻の右側に檜峠の広い駐車場がある(下のPHOTO ご参照)。

コース時間 / Course Time

檜峠の駐車場(新登山口)---(35)---新旧登山道合流---(25)---頂上まで80分の道標---(50)---頂上---(75)---新旧登山道合流---(35)---檜峠駐車場(新登山口)
端数は5分、10分単位で切り上げ、休憩時間は含んでいない。

記録 / Report

一ヶ月ほど前、重い物を持った訳でもないのに腰痛になってしまった。ギックリ腰なら接骨院に行くが、尾てい骨の左右が痛む。そこで整形外科に行って、初日はレントゲン撮影、翌日はMRI検査をしたところ脊柱管狭窄症と診断されてしまった。「重い物を持ったり担いだりしてはいけない。痛みが治まるまでランニングは厳禁。長時間の歩行も控えるよう」と指示され、リハビリに通う羽目になった。8/7に知人から富士宮口から富士山に登ろうと誘われた。富士宮口道は、富士山頂上にいくら一番近いルートとはいえ、病院通いをしているさなかに、いきなり往復7時間半も歩いて同行の皆さんに迷惑をかけてもいけないと思い辞退した。腰が痛くても登れて、なおかつ涼しそうな山として、以前から山友に誘われていた この山に登ることにした。単純標高差は400メートル余。コース時間は4時間40分と、それほど負担ではなさそう。リハビリをするつもりで行ってきた。

この山名の謂れは、白鳥町長滝寺の北の守護神が毘沙門天なので、その名がついたと山歩会写真館さんのサイトに記されている。毘沙門天は、仏法の四天王のなかで北を守る守護神。日本では財宝や福徳を与える神様として七福神の一神とされている。特に、戦勝を祈願する神として武士階級の信仰を集めた(ws-bartokより)。もともとインドの神様だったが、日本に来て吉祥天の夫とされ一対で置かれていることが多い。法隆寺金堂にも日本最古の夫婦像として安置されている(eonetより)。

檜峠の駐車場に車を止める。5台ほど先客があった。この駐車場は大日ヶ岳の駐車場でもある。目の前に大日ヶ岳の登山口の標柱もある。我々は道路の反対側の地蔵様の右にある毘沙門岳新登山口から入る。今年も飛騨地区を中心に熊の目撃情報が多いのでザックの左右に鈴、そしてケータイの音楽をかけっぱなしにして出発した。

3年前までは、檜峠から1.6キロほど南の白鳥高原ゴルフ場(スキー場)東にある登山口近くまで車で入ることができた。しかし、2年前、経緯は定かではないが「私有地につき登山者および登山車両の通行禁止」の高札が道路の左右に立てられ、登山ができなくなってしまった。このため昨年(H23)、市が檜峠から新道を建設し、再び、登山ができるようになった。県内にも登山口がスキー場だったり私有地という山は多い。他県では山全体が私有地で入山料をとる所もあるが、マツタケ山以外で立ち入り禁止にしているところは、この地方の山では聞いたことがない。登山者と何かトラブルでもあったのだろうか?。いずれにしても公道ではないので、警告を無視して通行すると、登山者への心証を一層、悪くすることになるので、いつか通行禁止を解除される日が来るまで皆で協力して、決して入らないように・・・。

新登山道に入ると、いきなり熊笹の切り株がワンサカと上を向いている(ワンサカとは、たくさんという意味。年配の方はご存知だと思うが、「♪〜レナウン娘がワンサカ、ワンサ、ワンサカ、ワンサ、イエィ、イエィ、エイエイ〜♪」といえばお分かりかと・・・ご存知でない方は ⇒ こちらから。音が出ますので、深夜の場合は音量にご注意を。シルヴィ・バルタンが日本語でワンサカ娘を歌っています。You Tubeより)。我々はトレッキングシューズを履いているので、くるぶし上まで守ってくれるが、普通のズックだと極めて危険である。また少し長めの切り株は、片方の靴ではじくと反対の足のスネを逆襲される。これは結構、痛い。もっと長い切り株だとモモの柔らかいところに突き刺さる。これも痛い。

道が新しいので、踏み固まってない所もあり、路肩が崩れやすいところもある。また、アップダウンが多い。地図を見るとゴルフ場への道路に沿って造られているので、地形を考えることなく、私有地を避けるため無理して造ったのかもしれないが…。峠の名前は檜峠だったが、周りの木はスギばかり。登山道を進むと矢印の標識が二ヶ所ある。二つ目の標識では、右上に登る。決して直進しないように。


駐車場 お地蔵様 登山口
檜峠の駐車場 新登山道のお地蔵様 新登山道の入り口
標識 切り株 右折する
立ち入り禁止の高札が道路の左右に 笹の切り株 ここで右に登る。直進しない


このところ雨がないので、水のある沢渡りは2ヶ所だけだった。水の流れていない沢もあったので、雨降り後だと沢渡りは、もっと多くなるだろう。丸太の一本橋が一ヶ所あった。往路は丸太の上を渡ったが、帰るときによく見たら橋を渡らなくても沢を歩いて渡れた。丸太橋を渡ると林道に出る。道標に従い右に行くと、すぐ登山口の道標がある。ここが新旧登山道の合流地点。山頂まで120分とある。

ここからは歩きやすい道に変わる。落葉などが堆積しジュウタンの上を歩いているよう。道幅も広く、ハイキング気分。こんな道が25分ほど続くと「頂上まで80分」の道標が現れ、毘沙門岳の山頂が見え始める。やや右折気味に進むとスキー場のリフトと建物も見えてくる。登山道とスキー場を結ぶ小さな道は赤色のパイプで塞いであり、黄色の立入禁止の看板が見える。



沢 丸太橋 旧登山口
沢を渡る 丸太の一本橋 旧登山口と合流する
急 標識 標識
こんな道を行く このあと尾根を歩く ゴルフ場には入っちゃダメ標識


立入禁止標識からしばらくは、狭い道が続く。狭いうえにススキが道を覆っており、足元が見えないので路肩に注意しながら進む。うっかり歩いていると谷側に左足を滑らせる。このあとピークを二つ越えると、頂上直下の急登にさしかかる手前に、またしても毘沙門岳登山口の道標が現れる。登山口と表示する道標は、これで三つ目。

今までの道は緩やかだったのだが、この登山道、唯一の急登区間に入る。振り返ると白山から大日ヶ岳の山並みが見渡せる。あと80分の道標から50分しか経っていないのに頂上に着いてしまった。PHOTOを撮りながら、ときどきポカリを飲みながら、のんびりと歩いてきても50分だった。頂上は熊笹や木々に囲まれ狭い。腰を下ろせるところは畳二枚分くらい。10年前の頂上のPHOTOをHPで見たが、広々としている。登る人が少ないのと熊笹や木々の成長で狭くなってしまったのだろう。また、10年前のHPには360度の眺望とあったが、この季節は部分的に見えるのみ。熊笹に囲まれているので、積雪期でないと頂上から360度の眺望は期待できなさそうだ。なお、手元の温度計は25度と涼しい!。



すすき 標識 急登
狭い道が続く 左の路肩に注意! 再び登山口の道標 頂上直下の急登が始まる
大日 三角点 頂上
ウィングヒルスキー場と大日方向 二等三角点 毘沙門岳、頂上


頂上に着いた当初は虫が多かったが、虫除けスプレーを振りまいたのと蚊取り線香のせいか、寄り付かなくなった。居心地がよくなったので、頂上では1時間半も長居をしてしまった。下りの所要時間は、のんびりと歩いた訳でもないが、登りと同じだった。駐車場の先客の5台の車は、皆、大日への登山者だったようで、この日、山では誰にも会わなかった。下山後は300メートル先にある満天の湯で汗を流す。客は5〜6人。一人800円。時の流れとともに、値上がりしていた。



コース地図へ

コース地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したもので、コースの赤線はイメージです。


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◎お願い
山の状況は絶えず変化します。登山道の崩落、がけ崩れ、橋の流失などによる通行止めは、集中豪雨や台風が来るたびに起こります。また新道ができたり、廃道になったり、時には登山道の付け替えなどもあります。登られる方は最新の情報を入手してください。
また、この日記は、登った日、当時の個人的な記録です。ヤマケイのガイドブックのように、必要な情報を網羅してはおりません。リスクは自己責任でお願いします。