4年ぶりの大日ヶ岳。前回は「桧峠登山口」から水後山経由で登った。今回は「ひるがの高原登山口」から登る。この日は、郡上市八幡町で39.1℃という、9月としては異常な暑さとなった。大日ヶ岳があるのは、同じ郡上市でも旧高鷲村だが、頂上でも30℃を越えており、"涼"を感じることは出来なかった。

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レポート

浄水場の手前、左側の駐車場に車を停める。この日は先客は3台。猛暑日のさなかでも、山に登る物好きな人もいるのだなぁと感心する。人のことは言えないが…。同行者は4年前の10月に、この山に桧峠登山口から一緒に登った山トモ。

登山口に入ると道は広く、別荘の点在する樹林帯に入る。小鳥のさえずりを聞きながら10分も歩くと正面に送電線の鉄塔が見えてくる。鉄塔の周りは木が払われており、東方向のひるがの高原を俯瞰できる。展望があるのはこの辺りまでで、このあと、頂上直下の展望台に出るまで、しばらくは登山道からの眺望は、ほとんどない。

なだらかな傾斜の尾根の道を行く。今年はクマの目撃情報が例年より多いというニュースを聞いていたので、クマ避けのベルを2個ザックに付けたが、取り付けた場所が悪く、音が鳴らなかったので、よく鳴る場所に移し変えた。


駐車場(フェンスは浄水場) 登山口 鉄塔が現れる

 
登山道の左右はクマザサと雑木の林で、スギもあればヒノキもある。谷ウツギもあればツツジ、モミジもある。ミズナラや見事なブナの原生林もあり、紅葉の時期には黄色に色づくだろう。

ガイドブックにある「胸突き八丁」は、標識がなかったので、どこなのか はっきり分からなかったが、「一ぷく平」まで、急登は数箇所あった。駐車場から歩きはじめて1時間。名前が「一ぷく平」というだけあって、絶好の休憩地点である。残念なことは、タバコの吸殻などのゴミが目立つことだった。ほとんどのクライマーは山にゴミを置いていくことなど、決してしないものだが、一部に、こうしたことを平気でする人がいることは残念だ。また、標識が白のアクリルボードに黒ペンキで書かれている。腐らないので長持ちはするだろうが、間伐材を使うとか、もう少し周辺の環境にふさわしいものに変えられないだろうか。

なお、「一ぷく平」の直前の右側に三等三角点があった。あることを知らなかったので、通り過ぎてしまうところだった。

ここを過ぎると、軽いアップダウンを繰り返しながら徐々に登って行く。雑草が登山道を覆い隠しているところあり、木の根の階段あり、直径60センチ以上はある太い倒木あり、背丈より高いクマザサの道あり、岩がゴロゴロの道ありという尾根道を登る。イノシシの地浴び跡も一ヶ所あった。

それまでは樹林帯を歩いていたので、太陽の日差しを防いでくれていたが、「一ぷく平」からは、林が途切れるところもある。まともに陽を浴びることが多くなり、一挙に汗が噴出す。陽のあるところでは、歩くペースがガクンと落ちる。この辺りの登りは感覚的には平行移動に近い感じだったが、帰路、下るときには結構な傾斜であった。


歩きやすいこんな道とか 歩きにくい木の根の道とか ブナの林を進む
胸突き八丁?の急登 唐突に現れた標識 「一ぷく平」手前のひっそりした三角点
タバコは吸わないが 一ぷくした 太い倒木に階段の切れ込み 倒木を乗り越える


展望のない尾根歩きも、いいかげんに飽きてきた頃、360度の展望地に到着する。その名もズバリ「展望台」という。

ここからは、その名にふさわしく、西には三ノ峰、別山、白山が間近に見え、北から東へは、剱岳、黒部五郎、笠、槍、穂高、焼、乗鞍、御岳という大パノラマが広がっていた。
 


360度見えます 頂上も見える(右) 左から三ノ峰、別山、白山
右から穂高連峰、槍、笠、双六方面 乗鞍岳 御岳(雲が噴煙?のように見える)


「展望台」から頂上までは、一旦下って、登り返す。笹に覆われた狭い掘割を行くと、大日如来像と由来書きの碑、頂上を示す石柱、一等三角点、方位表示などが立ち並ぶ頂上に出る。到着したときは、先客は二人だったが、1時間後に下山するときには、十数人となっていた。ほとんどが桧峠登山口から登ってきた人たちだ。


頂上を示す石柱 大日如来さま 一等三角点 頂 上

 到着したとき、同行者のプロトレックで気温を調べてもらったら25℃だったが、下山時には32℃になっており、暑い!暑い!。そして日差しの強さは、下界と変わらなかった。1週間前の小倉山では23.7℃で、1時間40分も長居したが、今回は1時間で切り上げる。

下山を始めたら、我々が浄水場の駐車場に到着したとき、隣にいた車の中年ペアに出合った。出発する気配がないので、登山じゃないのかナァと思っていた。お二人から質問をされた。「これからリフトでダイナランドスキー場に下りたら、車を止めたところまで、どのくらいで行けますか?」タクシーを呼べば、行けないことはないが・・・。来た道を引き返すことをオススメした。

また、「一ぷく平」を下りかけたところで、男女三人のグループとすれ違った。「エッツ、これから登るの??」と思わず聞いてしまった。時計を見たら13時30分。明るいうちに下りてこられるか心配する。


◎前回の記録(桧峠ルート)


  (H18/10/9)

桧峠登山道口---(55)---ウイングヒルズスキー場ゴンドラ駅終点---(60)---鎌ケ峰---(40)---頂上---(35)---鎌ケ峰---(45)---ゴンドラ駅終点---(30)---桧峠---満天の湯




コース時分は、手帳に記録が残っていたが、日記のファイルが行方不明になった。検索で調べても見つからない。他の山に登ったときの日記に置き換えてしまったのかもしれない

登山口までゴンドラを使うつもりだったが、動いていなかったため、峠まで戻ったこと。鎌ケ峰から頂上までの往復が爽快だったこと。そして下山後、満天の湯に浸かったことは、よく覚えている。