ハイホーの山日記




しょうがだけ
笙ヶ岳 
908m



このページは、データが古いので、一旦、削除しましたが、アクセスがあるので戻しました。登られる方は最新の情報を入手してください。

(H14/7/21)

養老の滝駐車場---(5)---登山口---(20)---一の谷(下)---(15)---一の谷(上)---(20)---山道分岐---(30)---旧牧場---(10)---もみじ峠---(20)---大洞道分岐---(30)---頂上

頂上---(30)---大洞道分岐---(20)---もみじ峠---(10)---分岐---(40)---駐車場

写真は頂上


◎お知らせ
平成27年8月現在、電波発信機を付けたクマが、上石津町、養老町、南濃町を転々としています。養老登山道が通行禁止になることもあります。登山の際は、最新の情報を入手してください。

詳細は次のとおり。

三重県は平成27年5月28日、同県いなべ市内で捕獲したツキノワグマを連絡なく隣接する滋賀県多賀町に放したとして、滋賀県に謝罪した。放獣場所から約6キロ離れた多賀町では27日未明、無職女性(88)がクマに襲われて、顔の骨を折る重傷を負った。同一のクマかどうかは不明だが、多賀町内では最近10年間でクマの目撃が1例しかないことから、滋賀県は三重県の放ったクマの可能性が高いとみて厳重抗議した。
三重県によると、5月17日、いなべ市北勢町の山中でイノシシ捕獲用のおりに体長約1.4メートルのツキノワグマ(雄)がかかった。三重県職員は、いなべ市内に適切な場所が見つからなかったという理由で、同日、隣の滋賀県多賀町の山中で逃がした。職員らは滋賀県内であることを認識していたが、滋賀県側には連絡しなかった。滋賀県自然環境保全課は「県外に放つことなど、常識的にあり得ない」と憤る。
三重のマニュアルではクマを放す際、「発信器を装着して奥地に放す」となっていたので、事件発覚後、調査したところ、多賀町から東に約23キロ離れた岐阜県海津市南濃町の山林で発信機の電波が確認された。発見次第、殺処分するというが、6月1日現在、見つかっていない。海津市では警察、消防、学校関係者らが対策に追われている(以上、毎日・中日新聞より)。

6月2日、毎日新聞が伝えるところでは、その後、約4キロ移動し、再び県境を越えて三重県いなべ市北勢町の山中(養老山の南、岐阜県境近く)から電波が確認された。
いなべ市のHPでは、6月7日(日)、大垣市上石津町の山中(養老山地の西側)に、移動したことが確認されたため、43人体制で捕獲作業を行ったが、この日は見つけることができなかった。そして8日(月)には、笙ヶ岳頂上付近に、9日(火)には、養老町柏尾(養老山より北)の民家から500mの位置に接近したので、養老公園を臨時閉園して警察、猟友会が警戒に当たっている。

《終結宣言》事件の端緒から2ヶ月以上が経過し、このクマが人里に姿を現すことなく経過し、危害を加える可能性が小さいこと、またDNA検査により、多賀町で人を襲ったクマでない可能性が高いことなどから、三重県は平成27年8月7日、クマの所在地調査と情報提供を終了しました。
「クマの所在地調査の終了について」(三重県のHP/滋賀県多賀町で発生したクマによる加害事故について)
「養老山地で生息が確認されたクマについて」(海津市のHPにリンクされていた資料)


《速報》2年前の放獣クマが養老町のワナに

上記のクマが、平成29年7月10日、岐阜県養老郡養老町一色の山林で、シカなどの捕獲用ワナにかかっているのを発見された。クマは体長約1・3メートル、体重約80キロの成獣のオス。場所は、同町一色の熊野神社から西方約50メートル、最も近い人家まで約500メートルだった。町は同猟友会の報告を受け、人身保護を最優先し殺処分を決めたという。今回見つかった発信器の個体識別番号などから同じツキノワグマと確認された。
結局、このクマは三重県でワナにかかった後、2年以上も人の目に触れることなく逃げ回り、人に危害を加えることはなかったのだが殺処分となった。


平成29年・岐阜県内のクマ出没情報をご覧になる方は ⇒コチラから



《記録》
養老公園の滝の上有料駐車場に車を止める。チェーンで通行止めとなっている林道の入口に出る。ここまでは登山道の表示が全くないが、三方山との分かれ道にアセビ平(旧牧場)まで90分の表示がある。

林道は、車が十分通れる広さ。先日の大雨の影響か所々、崖崩れの跡がある。林道ばかりを延々と歩くこと1時間。左手にベンチがあり、もみじ平への近道である山道分岐に出る。峠まで15分、急登とあるので、雨上がりでぬかるんでいるであろうと、そのまま林道を行く。この頃には、吹き出す汗が止まらない。タオルはグッショリ。30分で旧牧場(アセビ平)に出る。ここまでは、ハイキングの道。

ここから背丈ほどのブッシュに飛び込むが、これは間違い。引き返して右手の小道を行くと、暗い林のなかをどんどん下る。丸太の階段が作ってあるが、歩幅と合わず、丸太部分を踏むとスリップし難渋する。下りきったところがもみじ峠の分岐。左に向かい川の流れに沿って、大洞道分岐へ。水の流れに沿って歩くので、冷気を感じる。

分岐を左折する。ここからは、ところどころ危険箇所のある山腹を巻く道となる。一度、流れの早い沢を横切ると、すぐ枯れ谷の急登となる。ここでヒルに喰われた。靴下が血で滲んでいる。徐々に上りがきつくなり、足取りが重くなる。展望のない雑木林には、あちこちにミニケルンが建てられており、その間を赤テープに導かれて抜けると稜線に出て、急に右側に視界が開けると頂上間近が直感できる。そのとおり、しばらくで四等三角点の頂上に着く。広さは三畳強といったところか。

日差しを避けて昼食。絞れるほどの汗をかいたシャツと帽子とタオルを天日乾しする。東方面に山が2つ見えるが、山名不肖。5万分の1の地図には838.5とあるが、名前はない。尾根沿いに下って、一度、道を誤る。伊吹山を遥かに見て引き返し、元の道に戻ってからは、ヒルの出る谷を一目散に急降下し、もみじ峠は、笹原峠から小倉山経由で下りるのを取りやめ、旧牧場には向かわず、山道を下る。落ち葉で緩んだ道は、登りでなくてよかった。登りは40分かかったが、下りは滑るようにして10分で林道に出る。分岐からは転がるように下り、40分で養老の滝の駐車場に到着。全身汗まみれ。 
なお、ヒルに喰われた出血は、入浴後も止まらなかった。この山に登るときは、皆さんもご注意を。

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