岐阜・三重・滋賀県を中心とした山歩記

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データ Data

登山日 : 平成21年4月12日(上の写真は、①ダイラの林、②崩壊が進む阿蘇谷、③ダイラの頭の順にスライド表示します。スライド画像がご覧になれない場合は、お手数ですが Adobe Flash Playerの使用を有効にしてください。)
地形図 : 篠立

アクセス Access

1.国道365号線を関ヶ原ICまたは大垣市方面から来るとき、左の「緑の村」を過ぎたら右に斜めに入る道がある。
  信号はない。「烏帽子岳細野登山道」の看板がある。
2.時郵便局の前を通り、街中に入る。
3.信号も目印はないが、四つ角(右の道は広い。左は狭い)を右折する。(地図、またはナビの目印は養老カントリークラブ方向)
  まっすぐ行って橋を渡ってしまったら、戻るか、川沿いに西進し、右折して元の道に戻る。
4.あとは道なりに進む。左に時山バンガロー村の赤い橋が過ぎたら、三国岳の登山口(白い橋)があり、すぐ左に時山駐車場がある。
5.時山の駐車場を、更にまっすぐ西に進み、毘沙門谷に近い駐車場に車を止める。徒歩で更に西に進み、Y字路を左の道へ。右の道は上り坂。
6.直進して突き当たると廃車が1台置いてある。左に今にも崩れ落ちそうな木の橋がある。ここが登山口。

コース Course

毘沙門谷駐車場---(15)---毘沙門谷入口---(15)---鉄塔---(80)---ダイラの頭---(30)---ダイラ---(55)---時山駐車場
端数は5分、10分単位で切り上げ、休憩時間は含んでいない。

    

記録  Report

 

苔むした木の橋を渡って2分ほどで、405の黄色の札(下の写真)を目印に左折する。ピンクテープは直進になっているが、無視して必ず左折すること。この目立つピンクテープは、毘沙門谷に沿って、さらに1時間半くらい歩いたところまで付いている。もうこれ以上は進めない崖の途中で消えていた。道を間違えた先人が外さなかったのだろう?


駐車場所 毘沙門谷入口
毘沙門谷に近い駐車場所 毘沙門谷入口
405標識 急登
405標識を左折 土留めの急登が続く
鉄塔 道跡がない
鉄 塔 踏み跡がなくても、尾根を外さないように進む

登山道に入ると、木の土留の急登が始まる。途中、木の土留がゴムの土留に変ると鉄塔に出る。ここからはヤセ尾根を南東方向に向かって進む。何度も登り下りを繰り返す。両手を使わないとズリ落ちそうな急登もある。右手に鍋尻山、左に烏帽子岳、正面に三国岳を見ながら進む。踏み跡が消えるが、ピンクのテープのみが頼り。ピンクのテープは何度も消えるが、そのときは、忠実に尾根芯を辿る。するといつの間にかテープが現れる。最後の登りは右に振る。ダイラの頭へのアプローチは石灰岩が急に増えるのが目印。登山道も踏み跡もないが、一番高いところを目指す。すると803メートルの「ダイラの頭」に着く。



ダイラの頭 阿蘇谷の入口
ダイラの頭 阿蘇谷入口 この橋の西に駐車できる

ダイラの頭からは、一気に南へ急降下する。ストックは邪魔になる。やたらテープが増えるが、一直線に南へ。下りきったところに「時山⇔三国岳」への標識がある。三国岳には標識を直進すると30分ほどで着く。ダイラへは、鋭角に左折し、再びテープを見ながら九十九折れに阿蘇谷へ急降下する。岩を落とさないように気をつける。気をつけていても落としてしまうかもしれない。真下に人がいるときは、待つだけの余裕が必要。

谷を渡渉しながら下ると右に岩壁があるところに出る。この沢を左に渡って、すぐ目の前の低くなっている傾斜地を登る。目印も何もないので、勝手に登ると数分でダイラに着く。こんな標高800mの山中に、広い広い平坦地があるのに驚くだろう。

阿蘇(あんぞ)谷経由でダイラに行くときはダイラ(阿蘇谷)をご参照。

このページでご紹介したコースは、帰路、阿蘇谷を下る。阿蘇谷は台風の被害で相当に荒れているという情報が入った。入山される方は、ご注意を。
平成25年11月14日に阿蘇谷から三国岳を目指した、山仲間のM氏から次のメールが来ましたのでご紹介します。

11/14には、上石津町の「三国山」を目指して、阿蘇谷から入山しました。
ところが、登山道は大荒れに荒れており、登山口近くの鉄板の橋は2つとも流され、谷沿いの多くの木が、谷川に向かって根こそぎ倒れていました。
また、あちこちで川岸がえぐられて、川に土砂が流れ込み、あのワサビ田の石組みは原型をとどめてはいましたが、がれきで覆われたひどい状態でした。
上流で「三国岳」への登山道がわからなくなり、ダイラに戻り、昼食、下山するという結果となりました。
昨年、今年の台風の被害によるものと思われますが、元の状態に回復するには、長い年月が掛かりそうです。

コース地図へ

コース地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したもので、コースの赤線はイメージです。
また。緑線は、ひょうたん池(琵琶池)コースのイメージ。道標もなく、尾根に出る踏み跡もないので要注意


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◎お願い
山の状況は絶えず変化します。登山道の崩落、がけ崩れ、橋の流失などによる通行止めは、集中豪雨や台風が来るたびに起こります。また新道ができたり、廃道になったり、時には登山道の付け替えなどもあります。登られる方は最新の情報を入手してください。
また、私の日記は、登った日、当時の個人的な記録です。ヤマケイのガイドブックのように、必要な情報を網羅してはおりません。リスクは自己責任でお願いします。