ハイホーの山日記



だいら あんぞだに
ダイラ 阿蘇谷 


ダ  イ  ラ


このコース地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したもので、コースの赤線はイメージです。


阿蘇谷は、台風の被害で相当に荒れているという情報が入りました。入山される方は、ご注意ください。
平成25年11月14日に阿蘇谷から三国岳を目指した、山仲間のM氏から次のメールが来ましたのでご紹介します。

11/14には、上石津町の「三国山」を目指して、阿蘇谷から入山しました。
ところが、登山道は大荒れに荒れており、登山口近くの鉄板の橋は2つとも流され、谷沿いの多くの木が、谷川に向かって根こそぎ倒れていました。
また、あちこちで川岸がえぐられて、川に土砂が流れ込み、あのワサビ田の石組みは原型をとどめてはいましたが、がれきで覆われたひどい状態でした。
上流で「三国岳」への登山道がわからなくなり、ダイラに戻り、昼食、下山するという結果となりました。
昨年、今年の台風の被害によるものと思われますが、元の状態に回復するには、長い年月が掛かりそうです。


(H20/12/20)
時山駐車場---(70)---ダイラ---(30)---ひょうたん池---(35)---時山駐車場

 時山バンガローの赤い橋を過ぎ、次の白い橋を過ぎたあたりの左側に空き地がある。ここに車を置く。

この橋を渡って左へ ここを右へ


その白い橋を渡って左折。Y字路で右へ。今は使われていないワサビ田を左に見て、墓地の前を通り過ぎると、三国岳への登山道となる。阿蘇谷は集中豪雨で崩壊が進み、登山道が分断された。このため、何度も沢を渡渉する。昔あった橋は流失したので、岩を飛び越えたり、沢の中を歩くところもある。渡渉の場所は、テープを頼りにする。

ダイラの入口は、1時間ほど歩いたところで、沢を渡ったところの正面にある掘割のような坂道を登る。道標、テープ類は何もない。登りきったら林の中に平坦地が広がるダイラがある。この入口を通り過ぎてしまったら、正面に岩崖が見えるところまで行き、沢を渡らずバックする。このあたりにも道標もテープ類も、踏み跡も何もないが、傾斜が低くなっているところを見つけ、登ってみると、いつしか平坦な林の中にいることに気づく。時山に帰るときは、目印をつけるなど、必ずダイラに入った場所をよく記憶しておく。

阿蘇(あんぞ)谷はテープを頼りに ひょうたん池


ダイラからひょうたん池経由での下山は、ダイラに詳しい人と一緒に行くことをオススメする。道標もなく、尾根に登るまで、踏み跡も全くない。尾根に登ってもテープはアチコチに付いているが、いいかげんで、あてに出来ない。テープを取り付けて道を間違えた人が、間違いテープを外さなかったためだろう。こんなところだが、体力的な心配はないので、時間に余裕があればチャレンジを。ただし、コンパスと地形図を持っていない人は、決して入らないように。ひょうたん池が感動するほどのところでもないので、時間の余裕のないときやルートファウンディングが好きでない人は、来た道(阿蘇谷)で帰った方がいいかも。

ダイラから尾根の取り付きへは、崖に近づき過ぎないよう注意しながら北へ、北へと向かう。15分ほど歩くと平坦地が狭くなって、正面にあった尾根が左に近づいて見えるところで、登れそうな場所を見つけて尾根に登る。両手を使うほどの傾斜なので注意する。尾根に出たら右〔東北〕に向かう。あてに出来ないテープに惑わされないように尾根を進む。右側に落ち葉に埋もれた小さな池がある。ひょうたん池である。別名、びわ池と紹介している資料もある。

 ここから時山の登山口に戻るまで、道らしきものがない。踏み跡もテープもない。植林された林の中を急降下する。私の降下したところは、登山口を大きく外れ、人家のある林道途中に出てしまった。このため、駐車場所へは林道を東に戻った。

毘沙門(びしゃもん)谷経由でダイラに行くときはダイラ(毘沙門谷)をご参照


◎お願い
山の状況は絶えず変化します。登山道の崩落、がけ崩れ、橋の流失などによる通行止めは、集中豪雨や台風が来るたびに起こります。また新道ができたり、廃道になったり、時には登山道の付け替えなどもあります。登られる方は最新の情報を入手してください。 また、私の日記は、登った日、当時の個人的な記録です。ヤマケイのガイドブックのように、必要な情報を網羅してはおりません。リスクは自己責任でお願いします。

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