ハイホーの山日記



どどがみね・げんたみね
百々ヶ峰・源太峰縦走
417m・228m



(H18/12/23)

北岐阜変電所---(車で20分)---松尾池駐車場---(30)---白山展望地---(25)---百々ケ峰(東峰)---(10)---権現山---(35)---鳥居---(5)---舗装道路横断---(25)---紅白鉄塔---(20)---源太峰頂上---(20)---No3鉄塔---(15)---北岐阜変電所

地図も写真もありません。何時か出掛けることがあれば、撮影してこようと思います。

「縦走」という言葉の響きには、心を惹かれるものがある。たとえば穂高縦走、八ヶ岳縦走、山歩きをする者は、一度は行ってみたいと思わせる。ウソだと思われるかもしれないが、岐阜市内でも縦走が出来る山がある。それが百々ケ峰(どどがみね)から源太峰(げんたみね)までの縦走路だ。

岐阜市太郎丸の北岐阜変電所に集合し、車1台を置く。もう1台で百々ケ峰の南山麓にある松尾池駐車場まで行く。まずは百々ケ峰に向け出発。合掌造りの岩舟荘を見ながら東海自然歩道を行く。今は落葉しているが、この道の桜は「ぎふ水と緑の環境百選」のひとつに選ばれている。白山展望地を右に見て、舗装された道を進む。立派なトイレがある峠で左に折れ登ると百々ケ峰最高点(東峰)頂上に出る。(ここまでは、このサイトの「百々ヶ峰」(どどがみね)を参照してください)

今回は西峰には行かず、登ってきた道を峠まで戻る。トイレのある舗装道路を横切り、反対側の山道を登ると鉄塔の建つ権現山と呼ばれるピークに上がる。ここから右に曲がって、結構、広い道を白山展望台方向へ下りる。そして、白山展望台の手前にある中電の巡視路の標識から左に下りて行く。しばらく下りると、分岐に案内標識がある。岐阜市内にある藍川北中学校の生徒による手作りの立派な作品である。左に折れ三田洞方面に進む。

一旦登るが、すぐ下りの道となる。左山の道を堆積した落ち葉に足を取られながら進む。昼間なのに薄暗い。初めて通る者には、道が違うんじゃないかと思わせるような、何となく不安な道だ。下りきった鞍部からは、稜線に向かって登り返す。合流したら右へ。左の道は、先ほど登ってきた権現山へ通じているらしい。

稜線を進むとポツンと石の鳥居がある。通り過ぎるとき、この道中の安全を祈って思わず手を合わせる。鳥居や社殿を見ると無意識に手を合わせてしまうのは、きっと習性なのだろう。鳥居を過ぎると、展望の良い道となり、踏み跡もしっかりしてくる。前方に広がる奥美濃の山々の中でも、特徴のある能郷白山だけは分かる。

いきなり舗装道路に出た。岐阜市加野団地と三田洞団地を結ぶ道だ。この縦走路で唯一の車の通る道と交差する。山登りをする者には、舗装道路との遭遇は少し残念。といっても車1台分の幅しかないほどの道である。舗装してある林道だと思えばいいか・・・。

快適な登山道からの展望はますます良くなり、前方に紅白に塗り分けられた鉄塔が見えると、その左に形のよい源太峰が見えてくる。麓の街並みを見下ろしながら福富トンネルの真上を通り、分岐に出たら、一旦、縦走路から別れて、左の道に進み源太峰を目指す。頂上には、すぐ到着するが、展望もなく、ただ、三角点を確認しに行っただけ。早々に引き上げ、元の縦走路に戻り、北上を続ける。

一度登ってから下るのだが、展望もなく薄暗い林の中の道は、結構、悪路である。やがて変電所が見え、ブーンという唸り音が聞こえてくる。下りたところは変電所の裏。ネットフェンスで囲まれた施設の外溝に沿って回り込むと、置き車をした変電所の正面の道に出る。このあとは、三田洞神仏温泉に入浴し、松尾池に置いた、もう1台の車を回収して無事、本日の予定を終える。


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