データ Data
登山日 : 平成23年12月29日 山 名 : 蘇原権現山、北山、寺ノ上(点名) 読 み : そはらごんげんやま、きたやま、てらのうえ 標 高 : 316.5m、308.0m、209.8m 地形図 : 岐阜北部、美濃関 |
登山口へのアクセス Access
・登山口の「伊吹の滝」は各務原市蘇原北山町1丁目の秋葉神社内にある。
・岐阜市北一色と各務原市おがせ池を結ぶ県道205号線は、通称「おがせ街道」と呼ばれている。その街道の同島バス停と伊吹バス停の間の信号を北へ。目印は、信号の西北側の角にファミリーマートがある。
・1.5キロほど進むと突き当たりとなり、道が自然に右へ曲がる。右に高田化成工業の建物があり、その先の左側に秋葉神社がある。大きな石柱には「伊吹の瀧不動明王」とある。ここが登山口。
・神社のすぐ南にも駐車スペースがあるが、車長が長いと道路にはみ出るので、その先の右側に広い駐車場に止める。神社の境内の登山口前に各務原アルプスの絵地図がある。
コース時間 Course time
伊吹の滝登山口---(35)---蘇原権現山---(5)---北山---(5)---蘇原権現山---(25)---分岐---(15)---寺ノ上(三角点)---(15)---六所神社---(10)---伊吹の滝登山口
端数は5分、10分単位で切り上げ、休憩時間は含んでいない。六所神社から伊吹の滝までは舗装路を歩く。
山行記 Report
今年の登り納めは、仲間と旧坂内村に出かける計画をしていた。しかし、3日前に、この時期としては、まとまった雪が降った。融雪でぬかるんだ登山道は敬遠したい。そこで、カメラ代わりに携帯電話だけを持って、単独で自宅近くの蘇原権現山に出掛けた。雪は路肩にあるだけで、ヌカルミはわずかだった。誰も思うことは同じなのか、わずか1時間半の間に30人ほどと出合った。10月の飛騨頂上以降、ほとんど人のいない山ばかり登っていたので、挨拶疲れしてしまった。半数は私と同じ手ぶらなので地元の人か。あとの半数は、ザックを背負っていたので遠来の人だろう。なお、この山の名は、各務原権現山といも言われている。このほかにも権現山という名前が付いた山が、この近くに3つある。一番近いのは、芥見権現山(岐阜権現山)、東海北陸自動車道の権現山トンネルが通っている尾崎権現山、岐阜市白山神社がある琴塚の権現山である。
この山に登るのは、記録を残しているのは3回だが、実際は10回以上になるだろう。自宅から登山口までは車で5分なので、気が向くと足も向いていた。はじめて登ったときは、自宅から徒歩で伊吹の滝まで行き、蘇原権現山、北山を経由し芥見権現山(岐阜権現山)へ登り、同じ道を引き返し、東海自然歩道で国道156号線に出て芥見の「湯〜トピア」で風呂に入ってから自宅に帰った。もう15年も前のこと。
この日の天気予報は晴れだったので、冬晴れの北アの展望を期待したが、晴れているのは東の空の一部だけで上空には雲が多く、遠くの山も雲の中。恵那山だけはきれいに見えたが、伊吹山や特徴的な山姿をしているので、遠くからでもすぐわかる能郷白山も見えない。御岳、乗鞍も全く見えない。なお、下山路は頂上直下の分岐から東山ニュータウン北の登山口に向かわず、同じ尾根道を引き返し、中電の12鉄塔から三角点:寺ノ上を経由し、六所神社に下りた。そうすれば、東山ニュータウンから伊吹の滝駐車場まで歩くと20分かかる舗装路歩きが半分以下に短縮される。
駐車場 | 秋葉神社 | 伊吹の滝 |
擬似木の階段は歩きにくいので端を歩く | この道標から尾根道となる | 広い尾根道 |
東屋 歩き始めて15分くらいなので通過する | 東屋を過ぎると緩やかなアップダウンを繰り返す | 左は頂上へ 右は東山ニュータウン登山口へ |
頂上への直登 | 蘇原権現山の頂上 火災前は大きな祠だった | 北山へ続く道 |
北山頂上 標識がなければ通過してしまいそう | 尾根道を寺ノ上への分岐まで戻る 12へ | 12鉄塔が見えてくる |
寺ノ上の白山神社 | 寺ノ上の四等三角点 | 六所神社に下りる 急な箇所もある |
この石碑で左折 | 立派な六所神社 | 六所神社と眞願寺の石柱が逆コースの目印 |
コース地図へ |
このコース地図は国土地理院の電子国土Webにより作成したもので、コースの赤線はイメージです。
前回の記録 The last report
(H11/6/3) (H16/3/21)
伊吹の滝---(15)---東屋(見晴らし台)---(25)---蘇原権現山頂上---(20)---東山ニュータウン北登山口---(20)---伊吹の滝
黒焦げになっても立っている木々(H16/3) | 頂上から 右 御岳、左 乗鞍 (H21/1) |
この山は、平成14年4月5日、山林火災でほぼ全山、焼失した。火災の2年後に登ったが、緑豊かな山が廃墟と化していた様は、山林火災の恐ろしさを見せていた。山頂の祠は全く姿が消えており、付近の木々は、焼け落ちるか、黒焦げのまま立ち枯れており、岩までもが焼け焦げていた。平成21年1月に登ったときは、地元はじめ多くの人の植林活動によって、傷跡も大きく修復しつつあった。
北山経由で芥見権現山(岐阜権現山)へ行くときは、こちらを参照。
特に記録することはないが、伊吹の滝、東山ニュータウン北の両登山口には、どちらも駐車場があり、歩いても20分ほどの距離にある。しかし、頂上から芥見権現山へも行こうと思うと、東山ニュータウン北駐車場の方が舗装路歩きが少ない。
なお、東山ニュータウン北登山口から伊吹の滝に戻るときは、岐阜カントリークラブの駐車場から北側の外周道路を回ったほうがはるかに近い。