◎尾崎権現山について
東海北陸自動車道の各務原ICから、北方向に向かって最初のトンネルが「権現山トンネル」。このトンネルは、権現山の真下を通っている。私の家から歩いて行ける地元の山の一つである。今まで数十回登ったが(登りは尾崎南町集会所からで、西町登山口に下りることが多い)、人に会ったことは一度もない。また、季節によっては、クモの巣にまとわりつかれる。登山中、ほとんど眺望はない。頂上でも、わずかに南方向が木々の間から見える程度であ。(注:その後、頂上の木がかなり伐採され、明るい頂上になっている)。なお、権現山と名前が付く山は多いので、このサイトでは、尾崎権現山と呼ぶことにする。

ほかにも私の家から歩いて行ける権現山が三山ある。そのうち二山は、蘇原権現山(各務原権現山ともいう)と芥見権現山(岐阜権現山ともいう)で、この二山は向かい合っている。この権現山は、平成14年4月の山火事で、ほぼ全山焼失したが、善意の皆さんの植樹で回復途上にある。もう一つは、琴塚権現山。頂上には、琴塚白山比盗_社の奥の院があり、朱塗りの鳥居と祠がある。190メートルの低山だが展望がたいへん良い。車があれば、4つの権現山を1日で回ることも難しくない。


データData

山 名 : 尾崎権現山(上のPHOTOは、各務原市那加西市場町から尾崎権現山)
読 み : おざきごんげんやま
標 高 : 208m
地形図 : 岐阜北部

登山口へのアクセスAccess

Web Mapで岐阜県各務原市尾崎南町1-29を検索する 。
この角に、下の西町登山道の写真にある「尾崎南運動公園」の看板がある。坂道を南に下る。街路樹は桜。

コースとルートCourse & Route

H23/2/3
 メールで三峰山の駐車場のお問い合わせをいただくことがある。そのときご案内をしている駐車場に車を置いて、尾崎権現山と三峰山を一周するモデルコースを考えてみた。そのコースに沿って写真撮影をしたので、別ページにアップした。

三峰山・尾崎権現山一周モデルコースへ


◎頂上へのルートは4ルートあるが、1ルートはお薦めできない。

1、西町登山道=尾崎南運動公園の南端から登る。広い駐車場がある。公園は南町の名前が付いているが、登山口は尾崎西町4丁目にあるので「西町登山口」という。15分で頂上。頂上に近づくと、木が疎らになり、北に住宅団地、南西に東海北陸自動車道が見える。下りは15分もかからないが、5分単位で切り上げ表示しているので15分と表示した。

2、南町登山道=尾崎南町集会場の裏から登る。15分で頂上。うす暗い林の中を行く。展望はない。一度だけ雉を見た。目の前の登山道をかけ抜けていった。

3、権現山トンネル登山道=東海北陸道・権現山トンネルから登る道。以前、頂上から登山口に向かって下りたが、潅木や雑草に行く手を阻まれ一度は断念した。平成21年8月30日、再び、挑戦して頂上から東海北陸道の権現山トンネル入口方向に下りた。1.2.と同様、展望はほとんどない。しかし、このルートは、決してお薦めできる登山道ではなかった。どういう状態かは、下の写真でご紹介する。なお、遊歩道案内図に登山口・ルートは掲載されてない。なお、その後、頂上から少し下りたところの木の枝に「行き止まり」の標識が取り付けられた。しかし、頂上には「権現山トンネル入口付近に下る」の標識は、そのままに残っているので注意されたい。

4、東尾根道=「瞑想の森」の周回道の途中に登山口がある。東尾根経由で頂上に通じており、25分で頂上へ。


この登山道は別ページを参照。尾崎権現山・東尾根道へ



案内図(看板の写真に加筆)


西町登山道

西町登山口への目印。桜並木を下る 西町登山口の入口。公園の南端にある
こんな道を登る。眺望はほとんどない。 頂上には山名板もある


南町登山道

尾崎南町集会場 集会場の裏の登山口
三等三角点もある頂上 頂上から4本の道があるので、下山時は確認する



権現山トンネル登山道

登山口の場所を確認するため、頂上からこの標識に従い下山した。

このレポを書いたときには、この標識はなかったが、その後、取り付けられた。

なお、この標識の手前の分岐を左に下りると「瞑想(めいそう)の森」に通じている。

→東尾根道へ

相当な期間、誰も登り下りしていないと思われるほどの すさまじいクモの巣が張っており、全身、クモの糸だらけになった。下りるに従い、ひどくなる。登山道からの展望は、ほとんどない。また、倒木、雑草など、西町・南町登山道と比べると、整備されていない様子。

道は、はじめのうちは明確だったが、途中からこういう所を下りた。雑草が生い茂り、入るのを、ためらうほど。よほど頂上に引き返そうかと思った。道なき道?を振り返って撮影。パンツや靴紐には雑草の種がびっしりと付き、取るのに30分以上かかった。

登山口近くの竹林。写真ではフラッシュ撮影したので明るいが、実際は薄暗い。竹林は、どこでも歩けるので、もし、赤布がなければ登山口にたどり着くのは難しかった。


こういう道なので、あえて登山口の場所、写真はご紹介しない。また、登山口付近には、登山道の表示は全くない。

クモの巣を払うため、絶えず、ストックを前に突き出し、クルクル回転させながら下山した。下山後、ストックを撮影した。これでも、途中で2回、拭ったのだが・・・。
ストックを持って行ってよかった。


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◎お願い
この日記は、歩いた当時の個人的な記録です。山渓のガイドブックのように、必要な情報を網羅してはおりません。リスクは自己責任でお願いします。