☆お店さがし

初めて住んだ町なので、どこに何が売っているのか探すのに時間がかかった。Webで調べれば早いのだが、引越し時点ではネットは未開通だった。我が家のフレッツ光は、申し込んでから開通するまで2ヶ月近くかかった。転居したらすぐネットができるよう引越しの2週間前に予約したが、新築の建物の場合は事前調査の立会いが必要と言われ、遠隔地に住んでいたので時間を要した(携帯電話でのネットは字が小さくて読めないので、私は、やったことがない)。お店は沖縄に来て生活すればわかることだが、このサイトは、移住を考えている人、移住したばかりという人のために制作しているので、簡単にご紹介する。(以下、店名などは平成24年11月1日に更新)


・食料品

大手スーパーは「イオン」だけである。ヨーカドーもダイエーもない(ダイエーは2005年に撤退)。イオンは本島の那覇、南風原、うるま、名護、北谷に計5店舗ある。イオン系列の「マックスバリュー」は本島だけでなく石垣、宮古を含め、沖縄県には27店舗ある。イオン系列はマックスバリューのほかにも「ザ・ビッグ」の看板を揚げている店が本島に6店舗ある。
地元スーパーは、「サンエー(64店舗)」と「かねひで(59店舗)」が、ひしめき合っている。かねひでは私のアパートから歩いて行ける範囲内に2店舗もある。サンエーもゆいレールおもろまち駅から500メートル以内に3店舗もある。サンエーは食料品以外に衣料品を扱っている店舗もあり、那覇市、浦添市、うるま市、宜野湾市、西原町に大型店舗がある。この他には、数が少ないが、食料品、日用品を売っているスーパーのチェーンは、「リウボウ」、「コープA」、「ユニオン」、「業務スーパー」などがある。ご参考までに県内の小売業の売上高シェアは、1位がサンエーで35.5%、2位−イオン15.6%、3位−かねひで15.3%、4位ファミマ11.4%、5位−ユニオン6.1%となっている(東京商工リサーチ、平成13年度)。

コンビニは、「ローソン」、「ファミマ」、「CoCo」をよく見る。セブンイレブンはない。ハンバーガーは「Mac」、「モス」、地元の「A&W」がある。「ケンタッキ−」もある。牛丼は「吉野家」と「すき家」を見た。ファミレスは「びっくりドンキー」、「ガスト」がある。

・お弁当屋さん
「ほっともっと」もたくさんあるが、街の弁当屋さんもアチコチにある。大きな看板を揚げた専門店もあれば、店名もなく、民家の1階を改装しただけのところでは、「弁当」のノボリがなければ通り過ぎてしまいそうだ。「ほっともっと」やスーパーの弁当は、いつも同じメニューだが、街のお弁当屋さんは日替わりでメニューが変わる。事前のネット検索で見たような「これでもか、これでもかと、おかずを詰め込む」という店には、まだ遭遇していないが、全般にボリュームはある。私のよく行く弁当屋さんは、朝6時から営業し、なくなったら店を閉める。昼の12時半に行って、弁当の残り二つという日もあった。繁盛していることは確かだ。二つとも買ったら、残っていたお惣菜パックを独特のイントネーションで「これも入れときましょうねェ〜」とサービスしてくれた。

《追記》平成24年11月、ついにおかずを詰め込む店を発見した。旧石川市赤崎交差点近くの弁当屋さんでは、ご飯が見えないくらいおかずが乗っていた。350円だった。たまたま、昼時に通りかかって入っただけなので、もう行くことはないだろう。 なお、弁当については、このサイトの移住日記の「メタボになりそう」でも、ご紹介している。⇒こちらから

・日曜大工センター
食品スーパーのようにアチコチにはないので、道路地図を見て日曜大工センターらしい名前の店を捜して行ってみたら正解だった。「メイクマン」で新生活に必要なモノを揃えた。100円ショップは「ダイソー」がある。一番近いダイソーの店は小さすぎて目的の品が揃わなかったので、隣町の店に行った。1日で2軒のダイソーのハシゴをした。「ビッグ1(ワン)」には食料品から家庭用品、電化製品まで売っている。食料品と言っても肉や魚は売っていない。

・銀行
本土のメガバンクの支店は、「みずほ銀行」しかない。それも那覇市に一店舗あるだけ。そのおかげかどうか知らないが、県内で宝くじは買える。沖縄には、「沖縄銀行」、「琉球銀行」、「沖縄海邦銀行」がある(信金等は除く)。沖縄県に住んでないと口座の開設ができないと聞いていたが、家賃は銀行の自動振替えのため、賃貸契約書の添付書類に通帳のコピーを添付しなければならなかった。銀行に事情を説明すると本土の住所でも開設してくれた。行くことは決めていたので、5ヶ月前には作っておいた。口座を開設してくれない銀行もあったので、詳しくはこちらから。「ゆうちょ銀行」では、家賃の自動引き落としができないこともあるので、仲介業者か管理会社に要確認。私の場合もゆうちょ銀行での家賃支払いは不可で、前述の3行に限定された。

このほか、本土にもある店舗は、衣料関係のユニクロ、しまむら、青山、はるやま、大手電機店は、ヤマダ、コジマ、ベストがある。レンタルDVDのTUTAYA、ミスド、オートバックス、イエローハット、無印良品、ドトールにスタバ・・・。本土で見かけた店舗に出会うと、何故かホッとする。


☆食べるモノ

・白い稲荷すし

たまたま朝の散歩中、24時間スーパーがあったので入ってみた。7時ころだったが、結構、客が入っている。店内を一周すると変わった稲荷ずしが大量に積んであった。白っぽい色をした三角形の稲荷ずしだった。10個入りは650円、3個入りは187円。なぜか計算が合わない。その10個入りを5つも抱えて買っていく人もおり、飛ぶように売れていた。私も3個入りを買おうとカゴを取りに入り口に戻った。すしをひとつだけ買うのも気がひけたので、スポーツ飲料、りんご、バナナを買ってすし売り場に戻ると10個入りは残っていたが、3個入りは完売していた。翌日の朝、再び買いに行くことになった。しかし、その後は、いつ行っても残っていたが、初日に見たような山積み状態ではなかった。最初に行った日は、地元の小学校の運動会の日だったので、大量に用意していたのだろう。

・暖かい豆腐
スーパーに行くたびに家内は豆腐を必ず買う。初めて行ったスーパーで暖かい豆腐が売っていた。ビニール袋入りで、袋の口は開いていた。ただ、賞味期限が当日となっている。冷たい豆腐と同じメーカーだが、少し値段が高い。温かい豆腐を見るのは家内ともども初めてだったので、これは何だ!と言うことになり、地元の人に聞いてみることにした。二人で豆腐の前にいるのも変なので、私はその売り場を離れた。家内は、その豆腐を買う人が来るまで待って聞いてみると、作りたての豆腐で、朝と夕方の1日2〜3回売っているそうだ。賞味期限は当日だが、日持ちはすると聞いたので、作りたての豆腐と作りたての厚揚げを買った。豆腐の大きさは、パック詰めの倍くらいあるが、何と一丁420円だった。

なお、沖縄の豆腐は全般に塩辛かった。成分を見たらニガリのほかに塩分とかNaを使っているという表示があった。どのメーカーも同様なので、スーパーに行くたびに塩分表示のない豆腐を捜し求めている。



作りたての豆腐が店舗に届く時間帯が表示してある。
人気メーカーは、すぐ売り切れてしまうので、買えないときもある。

《追記》

その後、琉球テレビの沖縄BONという番組を見て分かったことがあった。要約すると沖縄の豆腐は、本土のものと作り方が異なる。本土では、水につけた大豆をすりつぶした後、加熱してから絞るが、沖縄ではすりつぶした大豆を生のまま絞ってから加熱する。もう一つの違いは、本土ではできあがった豆腐を水にさらして冷ましてからでないと販売することができないが(食品衛生法)、沖縄の豆腐は加熱後「にがり」を入れて固め、型枠にいれて圧力をかけて水分を押し出す。そうすると固めの「島豆腐」になる。これを「あちこ〜こ〜」といって熱い状態のまま出荷して販売する。沖縄の人は豆腐が「熱い」=「作りたて」ということが常識となっているそうだ。さらに、沖縄での豆腐の製法は、にがりのほかに塩分や海水を入れるので塩辛くなるということが分かった。このため島豆腐は、どれでも塩分が強いことが分かったので、我家では主に本土の京豆腐や男前豆腐などを買っている。

・水
沖縄の水道水は、地元の人でも浄水器を付けないと飲めないと聞いていたので、はじめは2リットルのミネラルウォーターのペットボトルを数本買った。毎日買うのもたいへんなので、19リットルのボトルが逆さまになっている○○水のサーバーを契約した。ところが、家内が口に合わず、おなかの調子が悪くなった。別の○○水にしてもらったが同様だった。止む無くキャンセルした。
久米島の天然水を試しに1本買ってきた。これは家内にも合うようなので2箱(12本)買ってきた。重かった。今は富士の天然水やバナジウム水をケースで買っている。

《追記》沖縄の水道水について、詳しくは、⇒こちらから

・塩カツオの"たたき"
カツオのたたきを買った。家内は本土より安いと言う。その日の夕食に出た。食べると塩辛い。なんと塩漬けのカツオを"たたき"にしていたのだ。あまりに塩辛いので、冷水の中でしばらく塩抜きをしたが、それでも辛い。火を通したが依然、辛い。「塩しゃけ」とか、「塩さば」は聞いたことがあるが、「塩かつお」は初めてお目にかかった。生ゴミの日に新聞に包んで、二重にビニールに入れて臭わないようにして捨てた。どの店でも塩かつおを、"たたき"にするのかは確認していない。

・ホタテうに
ホタテとウニのビン詰めの塩辛。イカの塩辛はどこにも売っているが、これは珍しいと買ってみた。ホタテと言ってもヒモの部分を使っているだけだが、ぜいたくな海の幸を使ったコラボである。あまり辛くなく、塩辛とは思えない食味だった。あつあつご飯に乗せて食べたが、ご飯が ご飯がススムクン!。餞別をいただいた町内の皆さんに、ほかの土産品と一緒にお送りした。

・そのほかには
以前、沖縄に来たとき食べたモノで、本土ではお目にかからないものとしては、ヒージャー刺し(ヤギの刺身)、海ぶどう、ミミガー(豚耳)、ノニ(果物というかハーブというか)、コーレーグース(唐辛子の瓶詰め---これは食べるものではなく香辛料)、月桃餅(樟脳のような臭いがする)、ルートビア(これは飲み物。A&Wで売っている。ビアとついてもビールではない)、ヘチマ(沖縄では、ナーベーラーといって、野菜として食べる)、ドゥルワカシー(田芋の練り物)、パパイヤイリチーなど。「豚足」は、最近は本土でも手に入るが、沖縄で初めて食べたとき、毛もついたままだったので驚いた。コチラでは「チグマー」と言う。なお、豚足を煮込んだものが「てびち」である。ヒートゥー(イルカの肉)は、名護方面で「イルカ定食」の看板を見たが、私は、まだ食べたことがない。



◎沖縄の食品関係(タイトルをクリックしてください)

・沖縄に来た直後に書いた「食べるモノ」(上記) ・恐るべしシーチキン
・沖縄の野菜 ・沖縄のご飯は、美味しくありません
・沖縄の水道水は飲めるか? ・沖縄の塩
・沖縄のパン ・がっかりしたパン屋
・沖縄の魚 ・ゴーヤ
・サンドイッチシャープ ・沖縄のスッポン料理
・沖縄そば ・沖縄県民はカレーを食べない?
・沖縄かまぼこ ・いちゃがりがり
・ねこまんま ・ひーじゃーでおもてなし
・ヌーヤルバーガー ・ルートビアはビールではない
・ナーベーラーって何? ・チキンバラバラ
・「ぽーぽー」はお菓子ではない? ・沖縄のてんぷら
・多良間島の「ぱなぱんびん」と「黒糖」 ・吉野家に「タコライス」

ナビゲーションはトップページにあります。

TOPページへ