ハイホーの山日記

すずむしでら
鈴虫寺
京都市西京区松室地家31


鈴虫寺の正式な名称は「妙徳山 華厳寺(けごんじ)」といいます。秋だけに鳴く鈴虫が一年中鳴いているので、鈴虫寺と呼ばれています。

開山は江戸時代中期の1723年、当時は華厳宗でしたが、現在は臨済宗のお寺さんです。

平成23年3月20日、お参りをしてきました。




自然石で造られた階段は80段あります。参拝者が多いときには、階段まで人が並びます。
この日も大勢の人で、受付(志納料を払う)まで、30分ほど並びました。
 




 階段を登るとお地蔵様が迎えてくれます。幸福地蔵ともいわれ、写真では良く見えませんが、わらじを履いておられます。わらじを履いて、私たちの家まで願い事を叶えに来てくださるそうです。





鈴虫の写真は、撮影してから撮影禁止を知りました(詫)。右は3色の花が咲く椿。


受付で志納料500円を支払うと、鈴虫の部屋に通されます。200人は収容できる大きな部屋には大型水槽のような鈴虫の箱が横一列に置かれていて、透き通った柔らかい羽音を響かせています。そして、目の前にはお茶と茶菓子が置かれています。

部屋が一杯になると法話?が始まります。30分ほど話をされましたが、覚えているのは、

◎お茶と茶菓子を振舞うのは、禅宗の作法。

◎著名人も参拝に来る。たとえば、藤原紀香・・・・・ではなく、紀香さんと離婚をした陣内さん(笑)。ほか多数。

◎鈴虫を飼育するようになったキッカケ。(この話も詳しかったが省略)

◎飼育の苦労。年中、同じ温度を保つため、部屋にはエアコンが何台もあるが、皆さんのためではなく、鈴虫のため。(笑)

◎鈴虫の音色は録音されたものではなく、生の音。ときどきスピーカーがないか、裏を覘きに来る人が居る。(笑)

◎鈴虫の箱は8つあるが、1箱に1,000匹くらい入っている。(驚)

◎幸福地蔵さまへのお願いの仕方。これは詳しく話された。一例は・・・必ず住所を先に言ってから名前を言う。長崎県の人だけ名前を先に言う(徐々に笑いが広がる)。住所を言わないと、お地蔵さまが迷子になってしまう。

◎お守りとお札は違う。お守りは肌身離さず持ち歩く。お札は家の中で、南か東向きにお飾りする。お守りは300円。お札は2,000円。

◎一願成就なので、お願いは一つだけ。夫婦でお願いするとき、奥さんが「夫婦仲良く」とお願いをしたのに、旦那さんが「宝くじ当たりますように・・・」ではイケマセン。願いが叶ったらお礼参りを。

◎願い事は、具体的なことをお願いしてください。しかし「ヨンさまと結婚できますように」と言うようなことはムリです。相手にも都合があります(笑)。彼や彼女がいない人は「私にふさわしい人と出会えますように」とお願いしてください。「年収600万以上の人と・・・」というずうずうしいことも言ってはいけません。(大笑い)

◎茶菓子の名前は「寿々むし」と書いて「じゅじゅむし」と読む。中に黒い粒が入っているが、これは死んだ鈴虫を供養のため、すり潰して混ぜた。(恐〜怖〜)
と言うようなウワサを流さないようにお願いします。茶菓子の黒い粒は、死んだ鈴虫を潰したものではなく、シソの葉を潰したものです。

◎茶菓子の「寿々むし」・・・正しくは「すずむし」と読みます。と訂正されました。

◎庭にある椿は、1本の木に3色(赤、ピンク、白)の花が咲く、珍しい木(上の写真)。

◎毎日、寝る前に1日を振り返って自分を見つめ直してください。心の中に自分の声がこだまして返ってくるようになります。そして、一筋のひかりが射してきます。そうすればのぞみが叶うでしょう。決して新幹線のお話ではありません。(うまい!)

などなど、この人ホントにお坊さん??というぐらい、おもしろ可笑しく話をされました。まるで漫談を聴いているようでした。


帰りは庭園に出て、庭の木々の間から京都市内が展望できます。お守りを買った人は、幸福地蔵さまに、教えてもらった作法通りにお参りをして寺を後にします。



アクセス:京都駅から京都バス73・83系統「鈴虫寺」行きで終点まで。およそ60分。
このほか、三条京阪、四条烏丸、嵐山からもバスがあります。

鈴虫寺の電話番号 075−381−3830  拝観時間 9時〜17時(最終受付16時30分)
(以上は、いずれも平成23年3月20日現在です)

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このページは、「ハイホーの山日記」の付録として作成しました。嵐山への登山(嵐山という名前の山が実在します)の翌日、この寺に立ち寄りました。引き続き「ハイホーの山日記」にもお立ち寄りください。トップページへはこちらから。⇒
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JR嵯峨嵐山の駅から1時間30分で、頂上に着くことができます。