このサイトは、岐阜県の山に登られる方からのアクセスが多いため、5年前から岐阜県のクマの出没情報をご提供してきました。今年も4月25日、高山市内で3人の方がクマに襲われケガをしましたので「平成29年のクマ情報」をWeb upすることにいたしました。これからの季節に山に入る方は、十分に注意してください。なお、この内容は、岐阜県、県自然環境保全課、高山市などの情報をまとめたものですので、詳細は各サイトでご確認ください。
クマの出没件数は、平成23年度は岐阜県全県下で242件、同24年度−297件、同25年度−335件、同26年度−1,438件、同27年は447件、そして昨年の平成28年は382件でした。
地名については、高山市は巨大な市域を持ち、大阪府より広く東京都とほぼ同じ面積です。そのため、新たに高山市となった町村は、市町村合併前の旧町村名で表示しています。高山市以外でも「郡上市鮎立」、「飛騨市東雲」は、それぞれ「高鷲村鮎立」、「神岡町東雲」と少しでも狭い範囲となる旧町村名で表示しています。
なお、地名のふり仮名は、私が分かるものには付けましたが、地元では違う呼び方をすることがあります。違っているときはご容赦ください。また、固有名詞で表示した場所は、その付近で目撃されたという意味です。大黒岳、魔王岳など、直接山名表示は乗鞍23峰の山々です。
《ご参考》
平成28年(2016)の出没情報は、⇒コチラから。
平成27年(2015)の出没情報は、⇒コチラから。
平成26年(2014)の出没情報は、⇒コチラから。
平成25年以前は削除しました。
《速報》2年前の放獣クマが養老町のワナに
皆さん、2年前、三重県が同県内でワナにかかったクマを、無断で滋賀県内に放して問題となったことを覚えておられるでしょうか?
その後、クマは三重、滋賀、岐阜の三県を数ヶ月に亘り渡り歩きましたが、捕獲することができませんでした。そのクマが、7月10日、岐阜県養老郡養老町一色の山林で、シカなどの捕獲用ワナにかかっているのが発見されました。クマは体長約1・3メートル、体重約80キロの成獣のオス。場所は、同町一色の熊野神社から西方約50メートル、最も近い人家まで約500メートルでした。町は同猟友会の報告を受け、人身保護を最優先し殺処分を決めたそうです。今回見つかった発信器の個体識別番号などから同じツキノワグマと確認されました。
このニュースは、岐阜県在住の山トモからの連絡で知りました。結局、このクマは三重県でワナにかかった後、2年以上も人の目に触れることなく山野を放浪し、人に危害を加えることはありませんでしたが殺処分されました。
6/22午後、高山市でクマに襲われ重傷
平成29年6月22日、午後3時過ぎ、岐阜県高山市の旧丹生川村久手で、82歳の男性がクマに襲われ大けがをしました。
消防や警察によりますと、男性は山菜を取りに行った帰りに、自宅近くの 大洲谷橋堰堤付近でクマに襲われたとみられ、病院に運ばれましたが、顔や頭、肩などをかまれ重傷です。場所は、朴ノ木平スキー場から600メートルほど離れたところで、国道158号線から200メートル山側に入ったところです。
クマはまだ見つかっておらず、大きさなどは分かっていないそうです。
この辺りには複数の住宅があり、高山市は、近くに住む小中学生5人を自宅前までスクールバスで送り届けたほか、警察や猟友会がクマを探しています(中日新聞、CBCニュース、高山市メール配信サービスより)。
高山市内でクマに襲われ3人が重軽傷
平成29年4月25日、岐阜県高山市で、男女3人が熊に襲われて、重軽傷を負いました。
午後7時50分頃、高山市石浦町5丁目コープぎふ飛騨支所付近の路上で、ジョギングをしていた40歳の男性が突然、クマに襲われ、頭などを噛まれました。熊はその10分後、160メートル程離れた民家で73歳の女性の頭や首を噛み大ケガをさせたほか、47歳の娘も左モモを噛まれました。熊はケガをした女性2人の住宅の脱衣場にいたところを猟友会に射殺されました。射殺された熊は、体長1メートル10センチ、体重120キロのメスのツキノワグマでした。
私は学生時代、この近くに住んでいたことがありましたのでよく知っていますが、現場は、近くに山はあるものの、高山駅などがある市の中心部から南に3キロほど離れた住宅街です。「子熊を見た」という情報もあることから、一夜明けた26日は、小中学生の通学時間帯に合わせ保護者やボランティア、教員らが、通学路に立って子どもたちを見守ったほか、警察や猟友会が警戒を続けています(岐阜新聞web、日テレNEWS24などより、写真はCBC TVより)。
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以下は、「クマ出没注意報」が発令されたときの注意事項。
◎予防策としては、鈴やラジオなど音の出るものを身につけるなど、クマと遭遇しない工夫が必要。ほかにも単独行動は避け2人以上で行動する。新しい糞や足跡を見つけたときは、すぐに引き返す。残飯は必ず持ち帰る(味を覚えさせない)ことが必要です。そのほかの注意点は、次のとおり。
■クマの注意点(森林総合研究所野生動物研究領域)
【出合わぬために】
・出没情報のあった場所に近づかない。
・山とつながっている林や川沿いのやぶでは特に注意する。
【クマに出合ったら】
・背を向けず、目を合わさず、ゆっくり後退する。
・大声を出したり走って逃げたりしない。
・襲われたら両腕で顔や頭の大ケガを避ける。
【遭遇したら…「死んだふり」はダメ 三重県で学習会】
「今こそ知ろう!ツキノワグマとのつきあい方」と題する学習会(NPO法人県自然環境保全センター主催)が6月27日、三重県菰野町の御在所岳にある「ございしょ自然学校」で行われました。講師役の農学博士、橋本幸彦さん(46)は「人がいることをクマに知らせ、遭わないようにすることが一番大事だが、ばったり遭ってしまったら、目を合わさずに後ずさりして」とアドバイスしました。(以上、平成27年6月28日、毎日新聞より)
《啓発ちらし》⇒「クマのこと、知っていますか? 岐阜県のツキノワグマ」(岐阜県作成)
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